呼吸のように・・・

俳句のエッセー

立秋

今朝、日差しが明るく、影が清かに感じたと思ったら、
今日は立秋なのだそうです。

今、日吉へ来ています。
慶應義塾大学のサマースクーリングのためです。
東急東横線日吉駅を出ると、すぐにキャンパスの並木道が見えますが、
その並木は銀杏でした。すべて、銀杏でした。
そんなことにも気づかず、卒業までを過ごしてきた自分に驚きます。
確かに、夏しか知らないわけですから、仕方がないかもしれません。
しかし、
どれだけ余裕がなかったのか、改めて大変だったんだなと思います。

学ぶことは楽しいですよ。
大変だけど、スクーリングに来て期待外れだったことは、一度もありません。
それは、かつても今も変わりませんが、
ただ、かつてのような精神的に余裕のない、そんな学び方はしたくないと思います。
いい意味で、楽しみながら学んでいきたいと思います。
楽しく学ぶことは、いい加減ということとは違います。
より積極的な意志の表れです。
そして、このことこそが、私が伝えたいことでもあります。
学ぶことの楽しみ、大切さ、そして希望…

それらを与えられる教師を目指して、また、今日も出て行きます。

銀杏並木は、相変わらず、蝉の声が高く響いて、
 今日からは、秋の蝉か…
そんなことを考えながら、キャンパスを闊歩します。