呼吸のように・・・

俳句のエッセー

七月尽

いよいよ七月もおしまい。
何をしていたのかわからない間に時間が過ぎて、
慌てふためいて走り回って、また、
わからないうちに一日が終わってしまいました。

そんな一日に、じりじりと肌が焼けつくような暑さの中に、
小さな魂が神の許へ召されました。

なぜ、突然に若い命を引きよせてしまわれたのか、
私たちには、わかりません。
ただ、遺された方々と共に、今を耐えるのみです。

一つの小さな命。
しかし、小さな命などありません。
どれも掛け替えのない、大きな、大きな命です。

私の大切な命が失われたというのに…
私の希望が消え去ったというのに…
回りは何も変わらないと感じます。

それでも、見えなくなっただけで、
その命はあります。
次に、もっと素晴らしいところでお会いしましょう。
そのことに希望を見出すまで、今しばらく、時間をください。
この悲しみが癒えるまで、御手の内に憩わせてください。

 あなたの平安が与えられ、心身の疲れが癒されますように。
 これからの時を、あなたの導きの内においてくださいますように。