呼吸のように・・・

俳句のエッセー

田舎に、「一の滝」「二の滝」というところがある。

「一の滝」は、頑張れば子供でも自転車で行くことができたが、
その更に上流にある「二の滝」は、準備をしてかからねば、行けなかった。

今は車で走るが、それなりに遠く感じる。

滝は小さいものだが、音は滝らしい。
周囲の音をかき消していた。

ずっとしゃがんで水を眺めていて気付くと、
男女のカップルが、すぐ後ろに立っていて驚いた。

しばらくして、今度は大きな犬が寄って来ていて、驚いた。
大型犬は、男の子二人とお母さんとに連れられていた。
男の子たちは、あっという間に水着になり、滝の岩肌を登り始めた。
お母さんと犬も滝の落ちているそばまで行った。

滝の上から、男の子が叫ぶ。
お母さんと犬が見あげていた。

いい思い出になると思う。
夏休みは、これからが本番だろう。