呼吸のように・・・

俳句のエッセー

香水

「香水」は夏の季語です。
夏のエチケットで使う方も多いでしょうが、
お気に入りの香りに包まれていると気分がいい、というのも理由でしょう。

俳句会で、柔らかないい香りを漂わせていらっしゃる方がありました。
男性の香水も素敵ですね。

私は香水が大好きで、決まった香りを持っていましたが、
最近はつけていません。
肌に合わないということもありますが…

若いころ、父に香水をプレゼントしました。
シャネルというお店に行き、
「父にプレゼントしたいのですが…」と言いますと、
男性用の香りは3種類(当時)だとのこと。

何だかよくわからないので、
「エゴイストだから」と、エゴイストをプレゼントしました。

我が家のエゴイストは天国に行ってしまいましたが、
時々、こうして男性の香水に気付くと、素敵だなと思います。

もちろん、女性の香水も素敵です。
すり抜けて行った香りに、思わず振り返ったりします。

ただ、「匂い」は慣れてくるものだそうで、
いつもいつもその香りの中にいると、鈍くなるようなのです。
知らない間に、香りが強くなり、
「あの人が同じ車両に乗ってくると、匂いで分かる…」
などと、揶揄されるようになります。

要注意です。

近づいて確認したくなるような、
その程度の香りが、いいのかも知れませんね。