呼吸のように・・・

俳句のエッセー

シロツメクサ

シロツメクサの匂う、空き地の横の道。
手紙が落ちているのに気付いた。

封はしてなかった。
差しだし人の名前に見覚えがあり、
手に取ると、やはりその人だった。

投函前の手紙なので、早速、そのままお届けする。

教会の仲間であり、俳句の仲間。
このような偶然があるのかと、不思議だった。

町の灯りも、ぼんやりとして見える夕方。
歩いて行くうち、だんだんと眩しく感じられた。

主の日の出来事だった。