こうしてみると、季語と言うのは随分あって、
とてもじゃないが使い切れない、と未熟な私は思うのです。
一つ一つ学んでいくしかありませんね。
季語を探しながら、道を歩いていると、
雀が二羽、つぎつぎ畑に降りてきました。
飛ぼうとするのですが、小さく跳ねるようにして、
また、地面に降りてきます。
子雀です。
まだ、上手く飛べません。
悔しいのか、しきりに鳴くのですが、やっぱり飛びきれません。
二羽は、まるで追いかけっこをするように、
交互に飛び跳ねては、降りてきます。
そして、けたたましく鳴くのです。
とうとう地面を走りだしました。
おや、それが意外や意外、俊足です。
畑の中を、突っ切って行きました。
耕したあとの畑は、ふかふかして、
とても温かそうでした。
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