呼吸のように・・・

俳句のエッセー

雀の子

こうしてみると、季語と言うのは随分あって、
とてもじゃないが使い切れない、と未熟な私は思うのです。
一つ一つ学んでいくしかありませんね。

季語を探しながら、道を歩いていると、
雀が二羽、つぎつぎ畑に降りてきました。
飛ぼうとするのですが、小さく跳ねるようにして、
また、地面に降りてきます。

子雀です。
まだ、上手く飛べません。
悔しいのか、しきりに鳴くのですが、やっぱり飛びきれません。

二羽は、まるで追いかけっこをするように、
交互に飛び跳ねては、降りてきます。
そして、けたたましく鳴くのです。

とうとう地面を走りだしました。
おや、それが意外や意外、俊足です。

畑の中を、突っ切って行きました。

耕したあとの畑は、ふかふかして、

とても温かそうでした。


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