本格的に風邪をひいてしまいました。
和室に寝ていると、天井と障子ばかりを見ています。
春の日差しは明るく、白い障子がとても眩しく、美しく思えます。
紙は、紀元100年ごろに、
後漢の蔡倫(さいりん)によって発明されたといわれます。
後漢書によると、蔡倫は、木の皮やぼろ布などを用いて紙を造ったようです。
それを、元興元年(105年)に、和帝に献上しました。
しかし、蔡倫の時代から後漢書の編纂された時代まで、約300年のへだたりがあり、
資料の質として、そのことは考慮して読まなければならないでしょう。
なぜ、このようなことを思い出すかというと、
科目試験に出題され、書けなかったからです。
「蔡倫とは何か」
たった二つの設問の内、一つが、
たったこれだけの問いだったと記憶しています。
あー?
えー?
と唸ってばかりで、時間が過ぎていきました。
後で調べて、上記のことが分かったのだけれども、
これほど詳細な部分が出題されるとは思っておらず、大失敗でした。
しかし、おかげさまで、
蔡倫だけは、絶対忘れない名前となったわけです。
試験は、もう一つの設問に熱く答えて、
かろうじて通りました…
書けた方の問題は、覚えていません…