呼吸のように・・・

俳句のエッセー

カーネーション (母の愛)

母に贈る、赤いカーネーション

私は母ではありませんが、
私の母は、馬鹿な子ほどかわいいと、私を大切に思ってくれました。
とにかく、元気でさえいてくれたらいいと言ってくれました。

残念ながら、それ以上の期待に応えることはできませんでしたが、
もし、今でも、空のどこかから見ていてくれたなら、
元気ならいいのだと、笑顔を見せてくれることと思います。

クリスチャンは、祈りの時、
「天の父なる神」と語りかけますが、
神の愛は、母の愛と言われています。

父なる神は、母の愛で、

「わたしの目にあなたは値高く、尊く、わたしはあなたを愛する」 (イザヤ書43:4)

と言ってくださいます。

だから、私も力を尽くすことができます。
強いられてではありません。
神は、私が何者かである前に、ただ大切に思ってくださるからです。

だから、私も笑顔を向けることができます。
義務だからではありません。
神は、何事かのためよりも、この私を、ただ心配してくださるからです。

だから、私も人を大切にしようと望むことができます。
全能なる神の子どもとされ、永遠の命を得ているからです。

天国の母も、同じように私を見ていてくれることでしょう。

ただ日常を、笑顔で過ごしていてくれたらいいと、
そう語りかけていてくれると、思っているのです。