さて、「大試験」。
歳時記には、「卒業試験」「入学試験」「受験」「受験生」…など、いろいろある。
昔は学期試験を小試験といい、学年試験、卒業試験を大試験といった。
いまでは主として入学試験をさして言う。
(『風俳句歳時記』沢木欣一編 平成八年)
ということで、「大試験」。
私は、この苦い経験を俳句にした。
寝過して夢に見てゐる大試験
しかし、林徹先生は、とってくださらなかった…
寝過して、眠りの浅い時に、かつての大試験の苦い思い出を夢に見ている、という句である。
雉金沢句会でも、芳しくなかった…
泊康夫先生は、解釈を申し上げて初めて、
「そんな意味とは思わなかった。それなら面白いね。」
というようなことを言ってくださったように記憶している。
それ以外の批評は、忘れてしまった。
大概、都合の悪いことは、忘れてしまうのだ。
そんなこんなで、結局、日の目を見なかった句だが、
こんなところで披露してしまった。
大丈夫だろうか?
お読みいただいている皆様。
批評は、是非、コメントしていただきたく、
お願いいたします…