呼吸のように・・・

俳句のエッセー

ラヴィアンローズ

本が届いた。

佐藤尚夫先生の第一句集「薔薇」。

薔薇…なんと瑞々しい響きであろうか。

医師である佐藤先生は、昭和のはじめのお生まれ。
燻し銀の響きのあるタイトルをイメージしていた。
それは、見事に裏切られた。…いい意味で。

いつまでも若々しくあられる方は、違う。

若さとは、心のあり様が決めることなのだ。

希望を抱き続ける人は、いつまでも若い。
喜びを見出す人は、いつまでも美しい。

悩んだり、嘆いたり、愚痴ばっかり言っている人は、早く老けるのだろう…

時に、悩んだり、嘆いたりすることが大好きな人も、いる。

そんな人は、大喜びで悩んだり、嘆いたりしたらいいと思う。

私は、止めない…

いつまでも薔薇を美しく咲かせ、
また、美しい薔薇を愛でる。

これこそが薔薇色の人生なのだ、と思う。

佐藤先生、おめでとうございます!