呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

黄金週間

ゴールデンウィークのことを「黄金週間」と言います。 れっきとした季語です。 今日から黄金週間がはじまりました。 ご旅行へいらした方も多いことでしょう。 私は、旅行は計画していません。が、 暑くもなく寒くもなく、この美しい季節を、 俳句にして留め…

咲き分け桃

初めて目にしたときは、驚きました。 わが目を疑い、次に、その仕組みはどうなっているのか、 不思議に思うことしきりでした。 「咲き分け」というのだそうで、 一枝に、紅白の花が咲いてしまうのです。 今では、赤の枝、白の枝と、枝ごとに咲き分けているよ…

石鹸玉(シャボン玉)

雉アーモンド句会 今日の席題は、「しゃぼん玉」としました。 お一人お一人に、シャボン玉のセットをお渡しして、 いつものように、いろいろ試しながら句作していただくつもりでした。 が、シャボン玉の液は、垂れて床を汚すし、 割れれば滴が飛び散るし、誰…

動画歳時記

動画歳時記(仮)が、いよいよ大詰めです。 長い間、撮りためてきた動画を、張りつける作業をしています。 歳時記は、写真入りのものもありますが、 写真ですと、対象がアップになっていたりして、 全体の大きさや、また、細かな部分が不明だったりします。 …

青麦

麦が育っています。 青麦は、若者のようにまっすぐに育っています。 麦畑は一面に広がって、その間を川が流れていました。 大きな声が響いてきましたが、姿が見えません。 ふと足元を見ると、橋の下に数名の測量士が声を掛け合って、 何かをしていました… ゴ…

かたかご

高岡万葉歴史館。 堅香子(かたかご)は、かたくりの花のこと。 観光案内にもあり、楽しみに出かけましたが、 ピークは過ぎていました。 残念でしたが、 まだ、咲いていてくれた堅香子の花を、 写真に収めてきました。 本当に高貴で可憐。 万葉の名に恥じま…

内灘

小説「内灘夫人」の内灘です。 内灘海岸へ、外乗へ出て行く一行が見えました。 サラブレットの細く、美しい足が、 海岸の砂を蹴ってゆきます。 草原も素敵ですが、海岸は格別と言います。 騎馬の快感を想像できるでしょう。 眺めているだけでも胸が躍ります…

厩へ馬を曳いていくとき、 脚が軽やかなので注意してくださいとのこと。 人間と同じで、仕事に向かう足どりは、なんとなく重く、 帰りの足どりは軽いものだそうで、親近感をいだきました。 慣れない手つきで手綱をひく私に、 しかし、馬はちゃんと付き添って…

馬に乗る!

馬に乗ってきました。 乗馬といいます。が、そんな立派なものではありません。 無料体験のチケットを頂いたので、行ってきました。 馬の背に乗って、高いとは思いませんでしたが、 結構、揺れますね。 「動物に乗ったことは、ありませんか。象とか…?」 そん…

イースターおめでとう!

今日は、主がご復活された日です。 おめでとうございます。 教会学校では、恒例「たまご探し」に、子供たちが熱中したようです。 私も、手作りのイースターエッグ(復元たまご)を用意して、 欲しい方に差し上げました。 数が多くなかったので、取り合いにな…

明日は、復活祭(イースター)

明日は、いよいよイースターです。 染め卵をたくさんもらえるかもと、期待しています。 また、私の作ったイースターエッグも持っていこうと思います。 何年かかけて作り置きしたものです。 大したものではありませんが、欲しい方に、差しあげようと思います…

十字架

今日は、イエス・キリストが、十字架にお架かりになった日です。 約6時間、十字架上でおくるしみのうえ、亡くなりました。 午後3時ごろ、天がにわかに真っ暗になり… 私は、いつも、映画ベンハーを思い出します。 この十字架刑をうたれたイエスという男によ…

洗足木曜日

今日は、あの有名な「最後の晩餐」の日です。 イエス・キリストが、弟子たちの足を洗い、 互いに仕えるものとなりなさい、との見本を示されました。 教会では、夜の祈祷会が開かれ、聖餐が行われました。 当時のように、パンと葡萄酒をいただきます。 そして…

イースター

お菓子の陳列に、卵と鶏が見られるようになり、 酉年か何かかと思って見ると、それは イースターの商品でした。 イースターもクリスマスやハロウィン同様、 日本人に認知されつつあるようです。 で、何の日か知っていますか? 「キリストの…」 自信なさげに…

啓蟄の海

啓蟄の海落日の大きかり 松村 節子『かんさいの風』より。 啓蟄に海を取り合わせた俳句は、珍しいのではないでしょうか。 啓蟄とは、虫出し、つまり、冬の間活動を休止していた虫たちが、 暖かくなったので土から出て来る、という季語です。 3月5日ごろにな…

桜の上

雪嶺の冷たさいつも桜の上 細見 綾子句集『伎芸天』より。 今日は、天気予報に反して、午後からの雨は降らず、 花見日和でした。 桜並木は、川の両岸に伸び、 桜の向こうは雪の山が見えていました。 桜の宴の席で、吟行が始まり、 桜の向こうの雪山を詠もう…

目借時

聴診器あてられてゐる目借時 西畠 匙句集『曙光』より。 面白い句をお詠みになる方で、ファンも多くありました。 掲句は、ちょっと、とぼけたような作品で、 「目借時」の季語にもぴったりです。 春の風邪でしょうか? 健康診断でしょうか? 医者を訪れてい…

春菜

布留の里春菜を摘みて時忘る 細見 綾子句集『伎芸天』より。 布留(ふる)は、奈良県天理市の地名です。 石上神宮と言えば、思い当たることと思います。 国宝「七支刀」を所蔵している、物部氏ゆかりの神社です。 更に遡り、縄文時代には、布留式土器という…

卯波

返しては卯波の鳴らす蜆がら 田島 和生『かんさいの風』より。 卯波は、陰暦四月ごろの波のことです。 岸に蜆の殻が流れ着き、波に寄せられては砂に留まり、 また、寄せる波にもまれ、形を変えて砂に留まります。 繰り返し、繰り返し、寄せる波の形を砂に留…

四月馬鹿

4月1日は、エープリル・フール。 一年に一度、嘘をついても赦される日です。 「万愚節」とも言います。 「この日に限り、誰でも相手をかついだり、罪のないいたずらをしたり することが許される。かつがれる人をエープリル・フール、 訳して「四月馬鹿」と…