呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四月尽

今日で、なんと!四月もお終いです。 早いですね。 焦りますね。 とは言うものの、特に慌てる必要がなければ、 のんびりでいいと思う私でした。 問題は、必要な時に、 すぐにエンジンがかかるようにしておかねばならない、ということ。 臨戦態勢で、のんびり…

春祭

今日から連休です。 今日は、あいにくの雨でしたが、心は晴れやか、だったことでしょう。 午後近くになり、ようやく晴れてきて、 わが町の歌舞伎山のお披露目の時刻となりました。 歌舞伎山、昭和30年を最後に、 もう人目に付くこともなくなった、歌舞伎山…

山に登ろう

山に登る…それは、実際の山登りに限りません。 道を究めようとする者であれば、皆、登山者にたとえられるでしょう。 そして、信仰も同じです。 私たちは、信仰という山に登っているのです。 信仰を告白し、その道を歩み始めた者は、 その時から同じ信仰の境…

春の夢

毎日、毎朝、いろいろな夢を見ます。 知っている人が登場したり、動物に囲まれていたり、 何の変哲もない、普段そのままの景色だったり、とりとめのない夢です。 ほとんど覚えていないのですが、 その後味だけは、一日の感情を決定するほど鮮烈だったりしま…

八重桜

俱利伽羅の八重桜。 今年は例年より早く開花したのでしょう。 早くも散り始めていました。 俱利伽羅の八重桜は、吉野の千本桜を意識して、 現在も植えられ続けています。 おそらく、この連休の八重桜まつりにおいて、 桜の苗木の寄進をお願いされることでし…

うぐいす

近頃、毎朝うぐいすの声に目覚めます。 恵まれた環境だと、喜んでいます。 山手に住んでいるわけではないので、 うぐいすの声を聴くのは、当たり前ではありません。 幸せになる鳴き声ですね。 朝、住宅街が動き出すころ、 うぐいすの声は大きな声ではありま…

神様の耳

神様の耳は、聞こえないものがないとわかりました。 もちろん、知ってはいたのですが、 ささやかな祈りも、うっかりのつぶやきも、 皆、聞き届けておられるのだと知りました。 怖ろしくもあり、安心でもあります。 どうか、祈りを聞いてくださっている神様の…

祈りの花束

九州で地震が続いています。 私も、絶えず祈り続けることはできませんが、 皆で祈りを花束にして、神様おささげいたしましょう。 温かな食事をいただくときは、十分な食事をとれないでいる方々へ。 お風呂でさっぱりしたときは、 シャワーも満足にあびること…

柏餅

端午の節句に備えられ、 季語としては「夏」です。 今日は、その柏餅をいただきました。 葉が香り、お餅は柔らかで、餡が甘くて… 美味しいと思わず口から言葉が漏れます。 有難うございました。 せっかくですので、俳句に詠まねばと思います。 ですが、すぐ…

チューリップ

チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見 綾子細見綾子先生の代表的な作品です。 チューリップという題材は、意外に難しいと感じます。 季語が俳句の命、中心をなすものですから、 チューリップそのものを詠むのが望ましいと思います。 しかし、掲句のように…

雲雀

翼を持つものがうらやましく思います。 今日のように、濃くもなく、淡くもない、美しい青空へ、 翼あるものは飛んでいけるのですから。 畑の土が細かくほぐされて、今日は畝ができていました。 相変わらず立っている案山子は、そろそろ衣替えとなるはずです…

天の国が近づいた

地震が続いています。 今までにない余震と地震活動の大きさ、地域の拡大。 どうなっているのでしょう。 世界を見ても、地震が相次ぎ、 水の災害もあり、戦争もあり、 国と国とが、不穏な空気を漂わせていたりします。 これは、もしや、 天の国が近いのかもし…

春の嵐

春の嵐というには、あまりに風が強すぎました。 嵐以上の嵐でした。 路地を横切る白い物体は、生き物のように走りすぎます。 正体は、発泡スチロールの箱でした。 空を舞う一反木綿…のようなビニール袋。 牡丹桜は、大きな花を、花ごと零し、飛ばされ、 それ…

ヨセフてふ墓

桜蘂降るヨセフてふ墓の上 山田 春生桜蘂降る、とは、哀れな風景です。 しかし、桜の蘂は赤く、散った後の桜の枝は、 むしろ華やいで見えることでしょう。しかも「ヨセフてふ墓の上」です。 このヨセフは、受洗名なのか、本名かはわかりませんが、 異国の名…

地震

九州、熊本で、地震の被害が出ています。 遠く離れている私たちは、どうぞ、その場で祈りましょう。 夜ですが、停電、断水の地域もあるそうです。 疲れていらっしゃることでしょう。 どうか、少しでも早く、落ち着いた場所で、体を休めることができますよう…

春の伝道礼拝

日本基督教団 金沢教会 春の伝道礼拝 4月17日(日)午前10時15分〜「あなたは何を身に纏って生きていますか」 ガラテヤの信徒への手紙 3章26〜29節説教 井ノ川 勝 牧師皆さんは何を身に纏(まと)って生きていますか。 私どもが身に着ける服が、…

スギ花粉

スギ花粉の脅威は、まだ続いています。 杉花粉だけではなく、いろいろな種子など飛び交って、 咳き込んでしまって、困ります… いつまで続くのでしょう。 春らしく、あちらこちらに、色とりどりのお花が見られます。 しかし、 花粉症のこの身は、香りもわから…

飛花落花

花の命は短くて… 本当に早いもので、あっという間に蕊が立っていました。 桜の季節は短いので、一生懸命、俳句にせねばなりません。 お花見は名所もいいですが、田舎の桜は、独り占めできていいですよ。 ゆっくりと桜と対峙できますし、お弁当を広げても、遠…

鳥の恋

鳥の恋枝々はねてかまびすし 田島 和生 このような風景をよく目にしますが、 なかなか上手く表現しきれません。 高枝にやってきて、しきりに囀り、そして羽ばたき、 花を葉を散らしています。 情熱的な求愛行動なのでしょう。 鳥が鳥を追い、枝を渡ってゆく…

初音

老僧へ閻魔へ初音惜しみなく 田島 和生お寺に祀られている閻魔大王。 それは、おそらくおどろおどろしい形相でしょう。 そして、年老いた住職は、修行を積んだ平常心そのもののお顔。 相反する二つの者が対峙したその時、 見事な鶯の鳴き声が届きました。 「…

春田打ち

蜆貝照つて近江の春田打 田島 和生 近江の春田打。 蜆がたくさん採れる、豊かな湖、琵琶湖。 これは、生きた蜆が、湖にきらめいていたというのではなく、 春田を打っていると、土に蜆の殻が混じっていて、 日の光に照り輝いた、という風景に思います。 ちょ…

春眠

春眠のうつらうつらと遠烏 田島 和生 春眠。 襲ってくる睡魔に、抵抗する術はありません。 少なくとも私は、いつも睡魔の手にとらわれてしまいます。 いけない、寝てはいけない… そう思いつつも遠のく意識に、烏の声が遠く聞こえます。 遠烏と表現されている…

落花

船頭の顔へ落花の一しきり 田島 和生 琵琶湖水郷めぐり。 お座敷船にお客を乗せて、船頭は櫓を操ります。 水面は花筏。 その花を散らして、櫓は左右に水を動かしています。 進みゆく船の艫に、船頭は、その顔に落花を受けているのでしょう。 しきりに散る桜…

花の下

日曜日は主の日。 今日は、今年度初めての礼拝です。 4月から伝道師としての任に就かれた女性の伝道師が、 教会の前に立って、信徒を迎えてくださっていました。 教会の門の前に姿を見つけて、顔がほころびました。 待っていてくださる方があると、うれしい…

花粉

桜の満開が伝えられた今日、 大変な花粉に苦しみました。 朝、ちょっと外の空気に当たっただけで、 ひどくアレルギー反応が出てしまいました。 これは大変と、薬を飲み、マスクをし、 外出は控えて過ごしましたが、それでも苦しい一日でした。 今日はいいお…

エイプリルフール

今日は、四月馬鹿。 年に一度、嘘をついてもいい日です。 誰かにメールでいたずらしようかと思いましたが、 やめました。 メールは活字。 軽口を言うのとは、印象がまるで違います。 本気で怒られでもしたら大変ですので、 大人げないことは、しないでおきま…