呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

落とし物

明日の俳句会の句を用意するため、 俱利伽羅山へ出かけました。 源平古戦場の猿ケ馬場に差し掛かり、バックを発見。 そのまま警察へ持っていくべきかと思いましたが、 もしや、万が一のことを考えて、その場で通報しました。 警察官が来てくださって、中身を…

焼きそば会

明日は、教会学校の子供たちによる 恒例「やきそば会」です。 とても美味しくて、楽しみです。 大量に焼かれますので、おそらく余分が出るはずです。 その時は、格安で販売?されますので、購入したいと思っています。 余ればいいな… と期待しています。 牧…

麦の風

まださわやかな日が続きます。 乾燥して気持ちがいいので、 梅雨になる前に、窓の拭き掃除です。 格子になっていますので、安心して窓は開けておけますが、 お掃除が大変で、それだけが難点です。 格子へ手を入れて、こそこそと磨きます。 それを繰り返し、…

神様への手紙…

神様への手紙が張り出されていました。 教会学校の子供たちが書いたものです。 つたない絵と文字。その中に、 英文の手紙を見つけました。 アメリカから帰国して、まだ、日本語は上手じゃありません。 教会の中で、日本に慣れてくれればとの、お母様の願いで…

アワフキムシ

花海桐の下に草が萌えます。 よく見ると、白い泡があちらこちらについていました。 さらに、よく見ると、その泡の中に何かがうごめいています。 何でしょう? 池が近くにあるわけではないし、したがってモリアオガエルではないし。 興味が湧き、小枝でつつく…

海芋(かいう)

海芋は、お花の「カラー」です。 「海芋って何?」とお尋ねの方に、手に持った用紙を円錐状に丸めて、 「こんな花」と表現なさったのは、見事でした。 本来、花嫁が持つブーケは、海芋が正式?なのだとか。 詳しくは知りませんので、どなたかお教えください…

ががんぼ

ががんぼは、蚊蜻蛉のことです。 不思議なががんぼは、障子でもなんでも、 体当たりして、くじけません。 何度も、何度も体当たりし、害はありません。 夕暮れにががんぼはやってきます。 ががんぼの前に立ちはだかるのは、芭蕉の句碑。 「あかあかと日はつ…

ペンテコステ

今日はペンテコステでした。 受洗者も与えられて、喜びがいっぱいの日でした。 今日、受洗なさった方は、プログラマーの青年。 転勤が多く、その中での受洗でした。 転勤してきたばかりで、まだビジネスホテル住まいだったとき、 「教会を家だと思っていいの…

小判草

夕方の川原、風が吹き通すところ、 草花が揺れ続けます。 シロツメクサが、ころころと花をつけ、 小判草がそのうえで、からからと音を立てていました。 小判草は、いとも軽々と吹かれて鳴ります。 虫のようにも見える形を、小判とみたのは、 このような夕べ…

祭囃子

もう、練習は終わったようです。 ずっと、祭囃子が聞こえています。 毎夜、毎夜、獅子舞の練習が続きます。 子供たちが集うのは、9時まで。 そのあとは、大人の練習時間です。 太鼓、笛、そして天狗の舞の練習が続きます。わが町内の「天狗」は、まず、眠っ…

パソコントラブル解消

深夜までかかってできなかった、Windowsの言語の問題が、 今ほど解決いたしました… 安心しました。 何をしたのか分かりませんが、突如、英語入力しかできなくなり、 ネット上も、ワードもメールも、何もかも英語で、壊滅状態。 今の生活は、PCなしでは成り立…

骨清窟

西田幾多郎記念哲学館は、丘の上にあります。 風がよく通り、今頃は、若葉が騒ぎ通しでしょう。 雉も鳴く、自然の雄大な時に身をゆだねるのも、 心と体の健康にはいいと思います。 春には霞がかかり、桜が咲き、実がなり、 やがて葉桜に雨が滴るようになり、…

初燕

絹光りしては淡海の初燕.....和生 初燕。 今年、初めて見る燕です。 わたってきた燕は、来たよ、と言わんばかりに、 勢いよく空を貫いてきます。 早速、巣作りをするための場所を物色し始めます。 この句は、「淡海」が活きており、 きらめく水面を燕が旋回…

ミサの鐘

ミサの鐘を聖堂で聞くことがよくあります。 おかしいと思われるかもしれません。 なぜなら、私は、プロテスタントの信徒だからです。 プロテスタントでは、ミサとは言いません。 礼拝です。 しかも、改革長老教会ですので、聖堂には十字架もなければ、 装飾…

こでまり

こでまりが、満開…と思っていたら、 もう散っています。 お祭りの山車のようにもこもこだったのが、 もう焼けて、または散って、青い葉ばかりが目立ちます。 こでまりの剪定が難しくて、 一昨年は、あまりに長々としなっていたので、 昨年は、切りすぎて、ど…

W坂

金沢にあるW坂。 急な坂は、坂というか、石段になっています。 新樹陰になって、さわやかでした。 手すりがつけられていて、急な坂も怖くはありません。 若葉の匂いが、気持ちを柔らかくしてくれました。 ずっと田舎育ちですので、対人、よりも対自然で生き…

畑の宝物

畑に宝物があると知って、 持ち物すべてを売り払い、その畑を買ったというお話。 これは、神様のたとえ話で、神の国を指しています。 素敵なお話だと思います。 持っているものをすべてに替えて、大切な一つを手に入れるのです。 この答えが、「神の愛」です…

感謝!

今日は特別の日で、神様に特別の感謝をいたしました。 神様は、たくさんのものを与えてくださっていることに 改めて気づきました。幸せです。 これからも、様々な出来事に遭遇し、 様々に悩むこともあると思います。 その度ごとに、主にすべてをゆだねていき…

草を引く

台風が接近しているとのことで、その前にと、 草取りをしました。 風は生ぬるく、強くなっていき、いかにも台風を思わせます。 草は、すぐに繁殖してしまいます。 いつの間に…と思いつつ、強くなった草の根を 鎌で切ったり、引き抜いたりして、ザックザック…

初燕

幾たびも山空すべる初燕......和生燕が渡ってきています。 以外にも種の多い燕です。 近頃、このあたりには、比較的大きな燕が目に付くようです。 近所の方が言っていました。 「昔、見た燕は、もっと小さかったように思うけど、 最近は、燕も大きくなったよ…

死んでも生きる

イエス様が、大迫力で迫ってこられる言葉、 私にとって、それが、この「死んでも生きる」という言葉です。 永遠の命を得た私たちは、 一度、このようでは見えなくなっても、必ず復活します。 イエス・キリストが、罪に死んで甦り、 死に打ち勝たれたから、私…

金魚

金魚は、なんと季語でして、季節は夏です。 フナを観賞用として、改良に改良を重ねて、現在に至るそうです。 泳ぐのが下手な金魚は、そのたどたどしい泳ぎが可愛らしいですね。 涼しさを思わせる金魚だから、夏の季語になっているのでしょう。 ある水槽で、…

きらめきて

きらめきてかの世へ落花飛ぶごとし......和生落花。 風に舞い上がる景色です。 一塊に散る頃より後、一ひら一ひらが光となって散る様子でしょう。 桜は、誰かを思い出させる花です。 大切な思い出を呼び覚ます花です。 風に高く舞う花びらを目で追うと、天に…

芭蕉の杖

くねくねと芭蕉の杖のうららけし......和生大津、義仲寺。 松尾芭蕉の杖が置かれています。 驚くほど細い杖です。 椿の木だとのことで、くねくねとしていました。 「うららけし」という季語がぴったりの杖でした。 この杖で、行脚なさったのだと思うと、 言…

椿の花粉

椿より花粉ちりばめ蟻の顔.......和生 椿の花粉は強烈です。 一度、部屋に置いて、床に花粉が散り、 黄色がきれいでしたが、ふき取っておきました。 ところが、その時、私の目に花粉が入ったようで、 みるみる瞼が腫れ、膿が出て、病院へ駆けこむはめになっ…

夏めく

気が付けば、もう五月。 聖五月です。 私も五月生まれです。とても良い季節だと思います。 五月は、春だと思っていましたが、 俳句を初めて、初夏だということを知り、 ますます嬉しく思っています。 春も良いですが、初夏もさわやかで、希望に満ちていて、 …

奇跡の耳

机上の山桜も散ってしまいました。 花の形をしたまま、乾燥して縮れています。 それでも、とても美しいと思います。祈りの時、父なる神に語りかけるのですが、 それは、戯言ではありません。 神様は、事実、目の前にいらして、祈りの言葉を聞いておられるか…

教会創立記念

今日は、教会創立記念礼拝でした。 5月1日が、その日になります。 134年が経ちました。 歴史ある教会も、今は大きな教会も、 開拓伝道の苦労はありました。 アメリカ人宣教師トマス・ウィンは、80歳を過ぎて、 再度、日本を訪れ、伝道し、礼拝のその時…

春の夢

「てつっ」と名乗る声がぴしりと春の夢.......和生「てつっ」は、林徹先生のことです。 俳句会で、自分の句を選んでいただいたとき、名乗りを上げます。 林徹先生は、迫力のあるかたでしたから、 「てつっ」という名乗りも、聞いているほうが背筋が伸びる思…

薬餌七粒

手のひらの薬餌七粒山笑ふ....和生季語「山笑ふ」、春。 作者は、手のひらに錠剤を七粒のせて、今、飲み込もうとしています。 七粒もあれば、躊躇して当然かもしれません。 手のひらの薬を口へ運ぼうとして、ふと目を上げると、 窓の向こうに山が笑っていま…