呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

六月

今日で六月もおしまいです。 今年も半年が過ぎました。楽しい半年でしたか? もちろん、ただ、お聞きしているのではありません。 おそらく、いろいろなことがあったことでしょう。 いいことばかりではありません。それは、世の常です。「人間万事塞翁が馬」…

紫陽花

紫陽花の花が咲きそろう季節です。 蒸し暑い梅雨に、もっとも美しい姿を見せてくれる花の一つ、 あじさい。 本当の花は、花びらのように四方に開いた花弁の中の小さな粒です。 小さな花は、寄り添うように、ひしめくように咲き、 一輪を成します。 たくさん…

卯の花

卯の花の匂う垣根に…夏は来ぬ。 歌でおなじみの卯の花。 卯の花を見て、夏が来た、という思いになります。 すがすがしく白いお花は、小さく、まとまって咲きます。 別名「空木の花」。 これは、茎の中心が空洞になっているところから 名付けられたとも言われ…

沙羅の芽吹き

「力石を詠む」シリーズの最新版が届きました。 四日市大学教授 高島愼助先生からです。 力石は、各地の神社などに多く遺されています。 しかし、刻字があるなど、よほど立派な石でない限り、 自然石として失われつつあります。 高島先生は、その力石を調査…

蛇苺

昨日の句会で、「蛇いちご」の俳句を投句してみました。 教会の草取りの日に、牧師があっという間にポロシャツに着替え、 ザクザク草を引いていた姿を目にしました。 その時、蛇苺もたくさん成っていて、それもザクザク引いていました。 しかし、牧師では絵…

「雉」アーモンド句会の初日。 とても楽しい、刺激的な時間でした。 少なくとも私にはそうでした。 皆さんはいかがでしたでしょうか? また、来てくださることを願っています。俳句は初めてという方が4名、内2名の方に投句いただきました。 初めてとは信じ…

アロンの杖

旧約聖書の民数記17章に「アロンの杖」のお話があります。 そこから名付けた句会が「雉」アーモンド句会です。 いよいよ明日、初日を迎えます。 資料も揃えましたし、原稿も書きましたし、 あとは、俳句です。 困ったことに、俳句がありません。 この時間…

シラン

倶利伽羅のふもと、埴生口。 ここから義仲軍は進んで行きました。 こちらのエントランスでは、シランの花が咲きそろっています。 静寂を感じることの多い土地ですが、だからこそ人の声が響いて感じます。 こんな土地に住む私たちを、シランは見つめているよ…

聖歌隊

今年もアドベントコンサートに向けて走り出しました。 聖歌隊のメンバーを募集しています。 どなたでもご参加いただけますので、金沢教会へいらしてくださいね。 ソプラノに新しく、牧師夫人が加わってくださいました。 普段から、とても澄んだお声で、ソプ…

音楽室

コンサート。合唱団「音楽室」。 友人がソロを歌いました。 レクイエムでした。 年々、上達なさって、感動して聴いていました。 宗教音楽は難しいと思いますが、 勉強家の彼女は聖書も読んで、見事に歌いあげました。 ですが、体調は悪かったそうで、本人は…

箱根空木の花

木曽義仲が戦勝祈願した、埴生八幡宮。 手水の水が、絶えず音を立てています。 そこに、白い花と紅い花が、混在して咲いている木を発見しました。 こんなことがあるのでしょうか? これは、箱根空木といい、最初は白く咲き、だんだんと紅くなっていく種類で…

実り…

マザー・テレサが好きで、よく本を手にします。 高校生の頃は、マザーにあこがれて、 インドに行きたいと思っていました。 シスターになりたいとも思いました。 そんな私に、家族は、 「洗礼だけは、やめてほしい」と言い、 「シスターだけは、絶対、反対し…

金糸梅

母が友人からいただいてきて、庭に植えて、 あっという間に広がった、金糸梅。 その友人が訪ねてきて、 「家のは、こんなに伸びてくれない…」 と話していたとか。 我が家の土と相性が良かったのでしょうか。 今では、花も、母も、母の友人も、天の国へ行って…

新句会 アーモンド句会

「雉」アーモンド句会のお知らせ第1回 句会は、6月25日(水)、午後1時30分からです。 月に一度、第4週の平日を予定しています。 句会会場のギャラりーの予定もありますので、 毎月、都合のいい日を選ぶ方法で進めたいと思います。 会費は、一回ごととい…

未央柳(びようやなぎ)

彼女眉目よし未央柳をむざと折るあああああ高浜虚子未央柳の花は、大きく開き、蕊が豊か。 女性のまつ毛のように美しく立つ蕊。 その未央柳を、美しい彼女は手を差し伸べたかと思うと、ぷっつりと折ってしまった。 なんでもないしぐさが、冷酷で残酷な行為の…

アマリリス

日曜日は主の日。日差しのまぶしい牧師館の入口には、低い階段が数段あります。 そこに3年ぶりに咲いたというアマリリスが、 大きな花をつけていました。今日は、牧師就任式。 涙あり、笑いあり、感動ありの祝会も無事終え、 信徒一同霊に燃えて、明日から…

松葉菊

庭の石垣などに、観賞用として育てられています。 まとまって花を咲かせ、色も濃く、鮮やかで目を引きます。 細い花弁の形と、菊に似た形容から「松葉菊」とつけられましたが、菊とは別種です。 明治時代に伝わった、アフリカ原産のお花です。見たことはあり…

「俳句有情」

『俳句有情』 田島和生 著 文學の森 2014年5月29日 発行田島先生のエッセイ集。 新聞記者でいらした先生ですが、「今も書くのは苦手…」。 気取らず、少年のような感性をお持ちの先生の 俳句への思いと真面目さと、自然体の、そのままが表れています。…

就任式

次の日曜日、6月15日は、 金沢教会 井ノ川勝牧師の就任式です。 4月に着任され、いよいよ就任式です。 たくさんのお客様も見えますので、お茶やケーキのおもてなしに大忙しです。 引っ越しの荷物も、まだ、片付いていないと伺いましたし、 慣れない土地…

捨てるもの

悩んだり、苦しんだり、 思い通りにいかない人生です。 悩み、苦しみ、心配、不安を経験したことのない人は、ありません。 そこで、私たちは、何をどうしたらいいのでしょう? 思います。 過去を捨てることでしょうか? そうすれば、様々な否定的な感情もな…

桐の花

倶利伽羅峠。桐の花。 九十九折りのこの一角だけは、なぜか好きな場所です。 あやめやカラー、そして古びた筧があり、反対側は、桐の花。 午前中は、直接日がさします。 桐の花は、光を浴びて、どれも空を向いています。 桐の花の指す空の高くに、昼の月が浮…

つつじ(竜宮渕)

つつじの花。 大ぶりの赤いつつじが、水音に咲きそろっています。 竜宮渕といわれるここは、浅い川のようでいて、奥が深みになっているようです。 水の色が、そのことを表しています。 手前に立つ、人魚の像。 きゃしゃな少女のような人魚は、足の先が魚の尾…

アカシア

アカシアの雨に打たれて… このアカシアは、「ニセアカシア」です。 本来のアカシアとは違うそうですが、 「ニセアカシア」の方が、「アカシア」として有名ですね。 能登路を行くときも、「ニセアカシア」が、緑の中に白く目立ってきれいでした。 また、よく…

花とべら

海桐の花、花とべら。 海辺に多く知られるので、俳句の景色も海や波と詠まれています。崖の下白波崩れ花とべら 広瀬 一郎 花海桐子供の多き海女の村 外山 多津 花とべら波音高き安礼の埼 亀井 朝子 海亀の上る白砂や花とべら 大栗 須美子 英慮湾に朝日したた…

アーモンド

いよいよ新しい句会を始めることにしました。 句会の名前は、 「『雉』アーモンド句会」です。 詳細は、また、北陸支部のブログにてご案内いたします。 金沢市の「ギャラリー トネリコ」の二階をお借りして、 ほとんどが初心者の方ですから、楽しく俳句を学…

マーガレット

麦畑を抜けて、道なきところを何とか登って、見晴らしのいい場所に出ました。 向こうに川が流れています。土手でした。 川に沿って道がついていましたが、夏草で道が狭められています。 長い間、この地に住んでいますが、初めて通る道です。 一面緑の草の中…

青いちじく

教会の白イチジクは、まだ、青いちじくです。 イスラエルからのお土産にいただいたとか言われていますが、定かではありません。 ここ数年で、急に大きくなったそうです。 ところで、聖書には、いちじくのお話がたくさん出てきます。イエスを見ようとして、い…

夏つばめ

ツバメは、とても騒がしく鳴きます。 うるさくはありませんが、小さな体でよく鳴くので驚かされます。 どこでもツバメの声はよく聞こえるので、その方向を見ると、 電線に並んで止まっていました。 一羽が飛んでくると、止まっていた三羽がけたたましく鳴き…

来ました…

今日、いよいよ届きました。 会員証と徽章と。 私も、俳人協会会員になりました! 一つの目標としてきましたので、とてもうれしく思います。 五十歳以下の特別枠とのことで、幸運でした。 つきましては、今月より新しい句会を設けようと思います。 詳しく決…

抹茶アイス

日曜日は主の日。 礼拝後、抹茶アイスをいただきました。 女ばかりであんみつ屋、というのも、金沢らしいでしょう。 入り口を開け放したお店の中は、ほんのりと涼しくされていました。 友禅を思わせる暖簾。かわいらしく、落ち着いた雰囲気でした。教会では…