呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

麦秋

麦秋、麦の秋。 先日まで青麦だったものが、早くも黄金色の収穫期を迎えました。 断崖の上麦秋や漁夫通る 沢木 欣一 能登麦秋女が運ぶ水美し 細見 綾子 眦(まなじり)に皺うつくしや麦の秋 林 徹 海に入る水の一縷や麦の秋 宮田 正和 麦秋や竹をどらせて籠…

真夜中に…

キング牧師説教集「真夜中に戸をたたく」。 書棚の中に見つけ、手に取って読みました。 自分の本ですので、一度は読んでいるはずですが、 まったく新鮮に、メッセージを受け取ることができました。 忘却は、恵みです。このゆるぎない信仰に勇気を得ました。 …

植田

田植えが終わったばかりの田圃。「植田」 「早苗田」「五月田」も同じ意味の季語です。 先日、弘前へ向かう列車の中から、植田が広がっている景色を見ました。 山に詳しい方が、その向こうに見えている雪形を指して、 「お坊さんの顔」と「馬」が見えるでし…

ムラサキツメクサ

シロツメクサの仲間、ムラサキツメクサ。 背丈も大きく、お花も大粒です。 ですが、田舎のシロツメクサにはよく育ったものもあり、 ムラサキツメクサほどの大きさになるシロツメクサがあります。 田舎では、草がよく育ちます。土手の道は草に狭められ、 河原…

スイートピー

よく知られたお花ですが、思い浮かべることができるでしょうか? イメージはわかりますが、桜やたんぽぽのようにはいかないかもしれません。 原産は、イタリアのシチリア島です。 江戸末期にもたらされ、観賞用に育てられています。 可憐なお花は、社交ドレ…

「わたしは復活であり、命である。 わたしを信じる者は、死んでも生きる。 生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。 このことを信じるか。」 ヨハネ11:25〜26イエス・キリストの言葉。 大迫力で迫ってこられる主イエスの御顔を思…

白牡丹

陸奥の思い出の句が、思わずいい評価を得ました。 教会のマリア像の隣に咲いていた白牡丹を詠んだ一句。 ですが、これはまだ、載せられません。 「雉」誌をお楽しみに…今日は礼拝後に「ヤキソバ会」がありました。 大人200円。高校生以下は無料。 若者た…

獅子舞

昔ながらの獅子舞祭り。 獅子舞盆、とも言っていました。 各町内の獅子方が、市内を踊り巡るのですが、 衣装もよくなり、踊りも進化したのですが、 かつてのような盛り上がりはない気がします。 上品になってしまったのでしょうか。 お祭りは、お祭りらしく…

木の扉

弘前を後にする日、 出発まで少々時間があったので、教会めぐりをすることになりました。 私は、できれば三内丸山へ行きたかったのですが、 それほどの時間もなかったので、何気について行ったのでした。 まず、弘前昇天教会の聖堂。 煉瓦造りに木の扉があり…

りんごの花

弘前、りんご公園。 りんごの花は、もう終わりに近づき、摘花が行われていました。 たくさんの種類があり、古い木もあれば、苗木もあります。 雪深いこの地方では、積雪のある間に剪定を行い、 上に伸びないように、枝を張るように、木の形を整えているそう…

岩木山

奥羽本線、青森から弘前へ。 初めて出会う「岩木山」に感動しました。 頂に雪が残っていますが、午後3時過ぎのこのとき、 岩木山は青く、雪をいただく姿ははっきりしませんでした。 翌日は快晴。 紺碧の空に全貌を現した岩木山は、見るものすべての心を奪い…

春の伝道礼拝

日本基督教団 金沢教会 春の伝道礼拝 「自分を正しく評価していますか」 井ノ川 勝 牧師 ローマの信徒への手紙 12章3〜8節 あなたは自分を正しく評価していますか、評価されていますか。 様々な物差しが私を評価します。 神様が与えてくださった物差しで…

雪柳

母が見とれていた、隣の家の雪柳。 しなやかに揺れる花を、羨ましそうに見つめていました。 それを知ってか、お隣の奥様が一枝を下さいました。 母は喜んで、花瓶に挿して、また挿木にもしていました。 残念ながら根付きませんでしたが、(もっとも挿木ができ…

青麦

麦が青々として、雀がふっと隠れます。 真っ直ぐに立ち並ぶ麦は、凛として若さを思わせますね。 遠くはるかに山が青く、伸び行く季節を感じさせます。俳句の景色として、幼子を持って来たり、 遠足の幼稚園児が歩いているのを詠んだり、 句会では、自転車を…

ガーベラ

昨日のことです。 誕生日だと言うので、ケーキを買ってきたのですが、 ガーベラの花を一輪、つけてくださいました。 ピンクのガーベラです。 セロファンの包みを外すと、 ピンクの花びらが、ぱっと開きました。 可憐なお花です。 一輪が、ガラスの瓶に、すっ…

若葉

清々しい一日。 暑くもなく、寒くもなく、いい季節ですね。 この季節に生まれたことを、たいへん嬉しく思います。今日は、誕生日でした… 一年、一年、どれも大事なものですが、 今年は、特に節目の年になりそうです。一日、とても忙しく過ごしました。 また…

初夏の雨

本日は、夕方から風が強くなり、 予報通りの雨になりました。 雨の前にと、午前中に用事を済ませましたが、 午後には、また、新しい用事ができました。 いよいよ、我がパソコンが動かなくなりました。 直すどころか、悪くしてしまったようで、心は、雨… がっ…

窓ふき

日曜日は主の日。礼拝後、次週の中部教区総会の準備の一つとして、 窓ふきを中心に、一斉清掃が行われました。 窓ふきは大好きですので、自分用の雑巾を準備していきました。 ところが、用事があって長老とお話ししている間に、場所がなくなってしまいました…

同窓会

学院の同窓会総会へ出席いたしました。 てっきり大学校舎内だと思い行ってみると、 車も少ないし、静かですし、人が集まっている気配はありません。 人気のない礼拝堂へ近づいてみて、やはり鍵がかかっているし、 同窓会に使うライザー記念館は、リフォーム…

季節と歳時記

季語は、種類によって分類されていて、 「時候」「天文」「地理」「生活」「行事」「動物」「植物」 このようにまとめられています。植物、動物を中心に撮影を続けていますが、 とても勉強になる一方で、間違いの多いことに気づきます。植物では、誰に教わっ…

いかづち

予報通り、夕方から雷が鳴り、激しい雨音がしてきました。 そういえば、主イエスが十字架上で亡くなるとき、 雷雨になったと聖書は告げています。 「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」 十字架上でのこの言葉は有名です。 キリスト…

残る花

八重桜の花も散ってしまいました。 ダムには、花筏。 花蘂は、雨に打たれて、乾いて、吹かれて、道路の端に哀れです。杣の道を急いで、見つけました。 残る花です。華やかな八重桜は、たとえ一輪でも、その名に恥じません。 可憐に美しい花は、うつむきに咲…

花は実に

山頂近く、広々としたダム。 水は深い碧色をし、風はほとんどなく、静かでした。 陽ざしはありますが、気温は上がらず、さわやかそのもの。 遠くにずっと耕運機が唸っていました。 鶯が鳴きます。 鵯が飛び来ます。 燕が鳴きながら飛んでいます。 八重桜が光…

子どもの日

子どもの日。あいにくの雨。 ですが、あいにく、でもありません。 子どもの日は関係ありませんから…朝に、PCのシステム故障を確信し、 店舗へ連絡、データを取り出すべく、専門家にお渡ししました。 今は、姉のPCを拝借して書いております。 なんだか居…

創立記念礼拝

金沢教会創立133年記念礼拝。 ウィン宣教師墓前祈祷会。今日はとても大切な日でした。ウィン宣教師の金沢伝道は、 いわゆる「浦上崩れ」の出来事の10年後に開始されました。1879年、まだ20代の若き宣教師夫婦が金沢の地を踏みました。 「ここは世界の果てて…

チューリップ

「チューリップ」「鬱金香」「牡丹百合」。 春の季語です。 「咲いた 咲いた チューリップの花が…」 この歌に登場するのは、赤・白・黄色のチューリップ。 ある保育園では、 チューリップの色を、赤・白・黄色に限る、という方針だとか。 理由は、子どもたち…

百合の香り

讃美歌を歌って、ふと百合の香を感じました。 とてもいい香りですね。 百合の花が飾られた祭壇。 赤いジャケットの女性の写真がありました。 教会の葬儀は、とても簡素です。 信仰深かった姉妹、長い地上の人生を終え、 主の御許へ召されました。洗礼を受け…

桜の蘂(しべ)

桜は花が散ると、その後に蘂(しべ)が残ります。 花が散ったにも関わらず、枝に赤く花が残ったように見えるのは、蘂です。 蘂も、やがて散ってゆきます。 哀れにも、花びらが散ったように、 蘂も、また、散るのでした。 少し前には、花びらを敷き詰めたよう…