呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

灸花(ヘクソカズラ)

左巻きの灸花は、小さなラッパ状の花です。 少し匂いがあるようですが、あまり気になりませんでした。 海浜公園にもありましたし、教会のベランダから見下ろすと、 枝を伝って、二階に届くまでに這い登って来た灸花を発見しました。 良く見ると、どこにでも…

何を望む?

祈りの時、主の御旨が成りますようにと言います。 すると、主は 「あなたは何を望むのか」と、問われることがあります。 私は何を望むのでしょう。優等生的に、「世界平和」とか、様々に祈るのは正しいことです。 ですが、天の父は、父として子供の私を愛し…

ひんやりとした梨は、とても美味しい。 瑞々しくて、サクサク歯ごたえがあるのを好む。 甘さの中に酸っぱさがあり、そのバランスが爽やかで 梨の旨味の特徴だと思う。梨は、これから。 梨園にししおどしが聞かれる、収穫の季節。 人と動物の戦いの時、でもあ…

肥える秋

涼しくなってきますと、食べ物がおいしく感じられます。 秋の収穫も間近で、山の実りが食卓に並ぶと、 なぜか、胃袋にいつもよりもたくさん入ってしまいます。 不思議ですね。 満腹中枢が破壊されると、際限なく食べるそうですが、 限界ってないのでしょうか…

白米千枚田 稲の秋

白米千枚田(輪島市)。収穫が間近です。 海に面した傾斜を、一千四枚の田圃で占められています。 つい先頃より、ポケットパークの工事が始まり、 仮設の駐車場や売店が、少しだけ離れていますので、 道路の横断など、注意が必要です。 朝早く出かけると、観…

夏痩せ

もう残暑ですが。 今頃、夏の暑さの疲れが出る頃です。 体調を崩しておられる方があると、 そこここで聞かれるようになりました。 無理は禁物です。しかし、体調を崩しても、 なぜ、痩せるにいたらないのでしょうか? これは私のことですが、 体が丈夫じゃな…

善きサマリア人

追い剥ぎにあい、半殺しの目にあったユダヤ人。 通りすがりのサマリア人が助けるお話は、 イエス・キリストが話されたたとえ話です。 「このようにしなさい」とおっしゃいました。しかし、善行は救いの条件ではありません。 イエス・キリストが私たちの罪を…

夕張メロン

夕張市の市長、鈴木 直道 氏にお会いしました。 とても爽やかで、エネルギッシュ。 会場の年配の方々も、そのお話に心が燃えたようです。 元東京都職員。法政大学を卒業。 気配りもよく、声も通り、言うことなしです。 お給料も40%カット。 御苦労もなん…

ラムネ

塩田に塩ラムネというのがあって、 珍しいのでいただきました。 塩辛いのではなく、ちょっと隠し味のように 使われていて、塩気は気になりません。 ただ、塩が入ると、甘みが強く感じられるので、 疲れた体には、沁みいる美味しさでした…現地滞在、約12時…

塩田

珠洲塩田村へ行ってきました。 朝、5時に到着したものの、潮打ちは見られませんでした。 ですが、本焚きの日でしたので、 塩を釜から上げるところまで見学出来ました。大変、感動しました。何か伝統工芸のようなものではなく、 塩は消耗品にも関わらず、そ…

愛はあるか

教会では、色々な出来事を、 キリスト者としてどのように考えるかを問われます。 たとえば、誰かの不躾な態度があったとして、 それにどのような対応をするか、ということがあります。一般的に、社会では注意をしたりするわけで、 それは教会でも変わりませ…

浜昼顔

きらめきて浜昼顔に次の浪 田島 和生昼顔の咲く時間。 塩田はようやく乾き始めて、所々、白々としてきました。 風があり涼しく思いますが、 日差しは厳しく、みるみる暑さが増してくるような眩しさです。 海岸の岩に腰かけると、 まだ、ひんやりとしていまし…

はまなすの実

花は実になる季節ですね。 実りの秋です。初夏、鋭い棘に守られた玫瑰の花は、 赤い、まん丸な実になっていました。 曽々木海岸(輪島市)にあるポケットパークにある 塩田の句碑の近くの玫瑰です。 残暑の厳しい日でしたが、 海の風は涼しく、時間を忘れて…

白百日紅

鎮魂碑の奥、白い花が梢まで咲き満ちて、 風に花びらを散らしていました。 白い百日紅でした。 山の中腹にある碑は、早くに日陰になり、 夕日は、谷を越えた向うの山々を照らし出していました。この暑さの中、正装の方々が集い、 記念式典を催しておられる姿…

蜂の巣

ある山の家の庭に、凌霄花と木槿が美しいので 写真に撮ろうと、ご主人に断わったところ、 庭を案内していただくことになりました。 ほおずき、椿の実、ポプラ、ユリ… そして、 スズメバチの巣があるから、写真に撮らないか、とご主人。 興味津々、小屋へ案内…

夾竹桃

枝ぶりが豊かで、赤い花が日差しに眩しいほどです。 夾竹桃。 風に揺らぐと、山が揺れているように思えました。 今日も暑い一日でした… 汗を流しながら、夾竹桃の魅力を捉えようと、 カメラを手に四苦八苦しました。何でもそうですが、 実際、目で捉える場合…

イノシシ園

森林公園(石川県)のイノシシは、 昨年、私が遭遇したイノシシとは違う気がする。 車に体当たりして、バンパーに罅をいれたイノシシは、 茶色の毛並みだったと思うのですが、 森林公園のイノシシは、グレーのようです。自然のイノシシが薄汚れていたのかも…

秋暑

この時期は、私も例外なく 墓参りに出かけます。暑さを避けて、午前中の早い時間に出かけました。 まず、少し離れたところにある親戚の墓を二つ。 そして、お寺にある両親の眠る墓へと向かいました。午後は西からの風で蝋燭の火がつかず苦労しますが、 朝は…

瑠璃蝶

海の色を映した瑠璃蝶の翅は、 少し尖った形をしている。潮風の涼しさに集まり、 楽しんでいるよう…風を翅で掴んで、跳ねるように飛ぶ。 海が向うに見える。木々の影が短くなる時刻。 木立の中にこもる湿気を、潮風が払う。 その涼しさの一瞬を 瑠璃蝶は翅に…

あかあかと

あかあかと日はつれなくも秋の風暦の上ではもう秋だというのに、 一向に涼しくなる気配がないどころか 猛暑の毎日。 山へ行っても、海へ行っても、 どうしようもなく汗が流れる…このような季節を詠った芭蕉の句。 時折、風が秋を感じさせてくれる。 芭蕉は偉…

唖蝉

蝉は雄だけが鳴く。 雌は鳴かない。だから、 唖蝉は、雌。「人間と違って、雌は鳴かない」とのこと。 女性はかしましいですから…今日は日曜日。 教会の女性たちは、いつも元気がいい。 いわゆる女性差別が少ない場所が教会だと思っている。 しかし、教会なら…

残暑

立秋を過ぎ、暑さが極まる感じがします。 非常に厳しい残暑。 ただ、洗濯物は良く乾きます。 有難いことです…涼を求めて丘に上がると、風が吹き通しでした。 頂きに平らかなところがあり、円形に広がっています。 草の丈は短く、一面に蔓延り、波打っていま…

待つ

父なる神、私を憐れんで下さい。 私には、数多くの恐れがあります。 人を恐れ、時を恐れ、死を恐れます。 自分には打ち勝つ力がありません。そして、その事をご存じのあなたは、 すべてを委ねるようにおっしゃいます。けれども、それをも恐れます。どうか主…

蝶の翅

健民海浜公園(金沢市)。 夏草が茂り、徐々に狭められていく道は、 水が豊かで、湿気に苦しさを覚えるほど。 緑色の水は、池なのか川なのか、 流れの滞る一隅に亀のつがいが顔を浮かべていた。蜘蛛があちらこちらに巣をして、 元気のいいバッタも、意外な高…

茄子そうめん

そうめんの出汁を茄子で取る、と聞いて、 なんだろうと疑問に思いました。が、 それは、「茄子そうめん」のことでした。 茄子とそうめんの煮物で、冷やしても美味しいですよ。 この辺りでは普通の家庭料理ですが、 初めて見た人は、煮物の失敗作品に思ったり…

蟹歩き

蟹…と言っても小さい蟹ですが、 結構、色々なところに出没することが分かりました。 すばしっこくて、人の生活空間に入り込むようです。 不思議ですね。 家に入って来ても窮屈なだけでしょうに、 迷い込んだ、ということかもしれません。 迷いに迷って、干か…

熱帯夜

身に触るる一糸も厭ふ熱帯夜…一糸も身に纏わず寝ているのか、と 勘違いされてしまいました。暑い夜は、眠れなくて困ることも多いのですが、 今では電化製品がいろいろありますので、さほどでもありません。 かつては、寝苦しくてゴロゴロ転がって、 ああ涼し…

西瓜割り

教会学校で西瓜割り大会が行われたそうで、 今日は西瓜が振舞われました。 西瓜は赤くて、とても甘くて、大好評でした。 西瓜割りの西瓜ですので、傷んだところもあり、 人間は食べられないけれども、カブトムシやクワガタに あげたいようなものもありました…

実り

もうすぐ実りですね。 努力も苦労も報われてこそです。 また、簡単な道のりでない方が、実りも大きいことでしょう。 誰でもできることならば価値もないといえます。 ただ、才能は人それぞれ… 他人と比較することはありません。 自分に与えられたもので努力し…

西瓜

朝取れの西瓜。 朝でも土の熱をいただいて、温みを持つ西瓜。 かつては滝に放り込んだり、井戸にうかせたりして冷やした西瓜。 今はもちろん冷蔵庫。 冷たい西瓜を細く長く切って、 ビールに飽きたころ、食べ疲れしたころに並べると、 手が四方から出て、あ…