呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

風車

日曜日は主の日。 今日は「夏の伝道礼拝」でした。 茨木教会から田辺先生をお迎えして、 本当に充実した人生を歩むために何が必要なのか、 お話をいただきました。 ついつい落ち込んだり、信仰のエネルギーが弱くなるのですが、 主はともに歩んで下さること…

燕の子

燕の子もどんどん大きくなって、 巣が狭苦しくなってきた頃、 夕方、燕がたくさん空を旋回していました。 しばらくして、欄干に一羽降り立ったと思うと、 つぎつぎに降りてきて、欄干にずらっと並びました。 六、七羽いたように思います。 一羽だけ反対の方…

子育てする青鷺

青鷺は、この辺りでは珍しい鳥ではありません。 梢に立つ青鷺を見つけることは簡単です。 しかし、そこは野生の動物ですので、 一定距離を保ち、それ以上近づくことを許してくれません。 青鷺の子供たちは、そろそろ親と変わらないくらいになっていて、 まだ…

藤の実

兼六園を歩いていて、藤棚が目に入りました。 見ると、何か錘のようなものが たくさん下がっているではありませんか。 藤豆です。藤の実ですね。 莢が白く毛羽立って、ぬいぐるみのような艶です。 一ついただこうとして、できませんでした。 手の届くところ…

ハンゲショウ

暑い日が続きます。 雨でも蒸し暑く、気温はそれほど高くないのに、汗が流れます。思うように事が運ばない時、 自分はここで何をしているんだろう…そう思う瞬間があります。自分が、自分ではないみたいに感じる。 時間と自分が切り離されたような、奇妙な感…

河骨に消えた亀

金沢城公園。 かつて金沢大学のテニスコートがあった場所です。 池には、河骨の黄色が点々と咲いて、散らばっていました。 ここには、亀が棲んでいます。 河骨の間を、葉や花を揺らして泳いでいます。 亀がやってこないかな、と思っていたら、来ました。 で…

虫の視点

夏草、草茂る…夏に蔓延る「草」の季語です。 俳句とは、感情を排して、客観写生で詠みます。 結社によって様々ですので、決まりはありませんが、 「風」系列の「雉」は、即物具象、客観写生を基本とします。 写生には観察が必要です。 変な人、と思われない…

冷やし中華

日曜日は主の日。 地区交換講壇のため、お隣の教会の牧師先生を囲んで、 愛餐会の冷やし中華をいただきました。 午後は予定があったので、そのまま帰ろうとしたところが、 評判の中華だから…と誘われて、いただいてきました。 本当に美味しくて、こんなに食…

夏空をかける青鷺

お天気のいい日の日中、青鷺の巣は留守でした。 どこへ行ったのかと思うと、近くの川にいました。 家族そろって、五、六羽います。 青鷺は大人しい。 じっと置物のように佇んでいて、自分の目を疑うほどです。 近づいていくと、一羽飛び、また飛んで、いなく…

夏草

若宮古墳公園。 ちょっとした時に出かける、大好きな場所です。 前方後円墳には階段が作られていて、 そこから登ることができますが、私には必要ありません。 どこからでも登り、どこからでも降りることができます。 春先に草刈りをしても、今頃、また蔓延っ…

青梅雨

鬱陶しい日が続きます。 それでも、雨に似合うものはありますし、 雨は、世界を美しくするようにも思います。青葉のころ、梅雨がやって来て、 野を、林を、洗い流します。 青梅雨、とはそのような感覚でしょう。鬱陶しい…と言いましたが、 その季節には大切…

紫陽花

紫陽花は色を変えることから、七変化とも呼ばれます。 心変わりを思わせるので、お祝いには使わないようにしています。 その紫陽花を、受洗記念にいただきました。 理由は、「あなたのイメージだったから」だそうです。 素直に喜びました。 それから、紫陽花…

花菖蒲

雨の一日。 花菖蒲は雨の雫をこぼしていました。 雫まで紫色になったように思えます。 しかし、実際は、透き通った雫でした。 熱さを除く、雨。 渇きを癒す、雨。 雨は恵みです。 一粒ごとに祝福が込められているとしたら、どうでしょう? 数えきれないほど…

歩く白鷺

鳥は飛ぶことに特性があり、その姿を愛でるものですが、 鳥は良く歩きますね。 その事を発見しました。 餌をついばむ時は、当然、地上を歩くわけです。 鳩のようではありませんが、どの鳥もリズムをとるように、 首を振って歩いていくような印象です。田の中…

梅雨の晴間

重苦しい雲が、つかの間切れて日が差すと、 解放感に満ち溢れる。 空気が重く感じられて、息苦しく思う草むら。 一方で、涼しい風が通り抜けて、 葉桜が順々に音を立てて揺り動く。 日が傾いたころの梅雨の晴間。 オレンジ色の太陽が、木立を陰にして透き通…

おたまじゃくし

蛙の子はおたまじゃくし。 おたまじゃくしは蛙の子 なまずのまごでは ないわいな それがなにより 証拠には やがて手が出る 足が出る小さい頃、誰もが歌った おたまじゃくしは蛙の子…この原曲を知ったのは、もちろん大人になってから。 The Battle Hymn of th…

帰省

教会の祈祷会で、見慣れない青年が一人。 「お祈りは、こちらからですから、一番になります」と、 K伝道師が説明しても動じることなく、 「ああそうですか」と受け流して。 聖書研究が終わり、いよいよお祈りが始まり、 なんと、その青年の流暢なこと! 声…

大蟻

大蟻や室生犀星文学碑 ちえりかつて「雉」誌にて、田島主宰にとっていただいた句です。 「や」以外は、すべて漢字で、ちょっとした遊び心で作った記憶があります。 「蟻」は夏の季語で、今頃は地の上でも、木の上でも、句碑にも、 活発に動き回っている姿を…

夏燕

夕方、街路樹に鳥が止まって、 つぎつぎ止まって、おや、と目をやると、 それは、燕でした。 囀りながら、また飛び立って、 今度は電線に止まります。 ひとしきり鳴いて、反対側の街路樹へ。 これは、子燕の飛び立つ練習でしょうか。 燕は、しなやかに羽を動…

青田

先日まで「植田」と思っていましたが、 もう青々として、立派な「青田」になりました。 段々と水田の水が見えなくなっていきます。 水面に写っていた家が、太陽が、雲が、 見えなくなっていきます。風が来て、軽い音を立てて葉がなびく時、 風も青田の風。 …

進むあめんぼう

水輪とびとびあめんぼう。

命令は平和

主の御命令は、平和。 平和に過ごすことです。 すべての人との平和。 それは、理解するところから始まります。 理解すれば、受け入れることができるようになるでしょう。 人は、人それぞれ。 個性は神様からのプレゼント。 どれも主がお造りになったのです。…

毛虫

桜並木は、すっかり葉っぱばかりになり、 柔らかな葉は、毛虫の大好物。 毛虫がたくさん葉桜に宿る頃となりました。葉桜の枝の下、空中に毛虫がいました。 風が吹いて、ぐにゅぐにゅと動き、揺られています。 とても楽しそう…と言うのは私の思うところで、 …

夏の月

スポットライトのような夏の月を見た。 月を見ながら、夜の街に眠る人々を考えた。 今頃は、夢の中だろう…月を見ながら、明日の事を考えた。 夜更かしをして、どうなるのかと 思ったりする。月を見ながら、異国に住む人を考えた。 私には分からない苦労があ…

はまなす

はまなすは、バラ科。 だから、棘が鋭い。 美しい花を守ってか、棘は縦横に伸びて、 バラよりも緻密に見える。 その鋭い棘が、鋭ければ鋭いだけ、 魅せられてしまうのは、不思議。 そっと手を伸ばして、 棘に触れてみる。 旅の解放感からか、痛みも楽しい。 …

若葉

聖書研究会。 伝道師の背には、窓に広がる若葉。 風が吹くと揺れて、 風が止むと、静かになる。 音は聞こえないけれど、 光が散る。 若葉の淡い緑色がつやつやとして、 揺れれば光が散らされる。穏やかな平日の教会に光が満ちて、 皆を幸せにする。 小さな祈…

桜の実

桜の実。 その奥は能登の海。 青い色は行く筋も流れて、微妙に色を変える。 潮の流れがそうさせている。 眼下に能登の青い海。 私と海との間に、桜の実。 かたつむりが目を立てているように立ち、 少し紅に色付いている。 まだ若い、桜の実。 沖が晴れて、桜…

遠峰

私の助けはどこから来るのでしょう。 見渡す山々、その向こうから来るのでしょうか? 私の助けは来る。 天地を造られた主のもとから。 主は、私が疲れて休んでいる時も、守ってくださっています。 主は、どうしようもなく無力な私の代りに 課題と取り組んで…

贈り物

大地の贈り物…などという言い方をしますが、 人の手に寄らずに、たくさんの物が役に立っているということでしょう。 自然の恵み…などもよく耳にします。 私たちの周りには、贈り物がいっぱいです。にもかかわらず、満たされた思いは少なく、 いつも不自由を…

いい夢を…

今日は疲れたので、 なぜか疲れたので、 すごく眠い。 しかし、それが正しいのかも知れない。 夜はしっかりお休みしなければ。出来れば、早くに休むのが理想。 それを実践しようと誓ったけれど、 やはり、挫折… それでも睡眠が深ければ、早く起きられますが…