呼吸のように・・・

俳句のエッセー

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

こいのぼり

鯉幟が見られるようになりました。 校庭に横並びに泳いでいる姿とか、 手づくりの、クレヨンで描かれた鯉幟は、 小さなお子さんの作品でしょう。田舎では、甍の波に泳ぐ鯉幟が あちらこちらに見られます。 見晴らしのいい高台からは、 気持ちよく、勢いよく…

曳山まつり

曳山祭り。 艶やかな曳山が、町中を練り歩きました。 二階から眺めても、視線を上に向けなければなりません。 お祭りが始まった江戸時代には、 圧巻だったと思います。いいお天気でした。 チンチャカボカチャンのお囃子も一日限り。 お祭りのいいところ?で…

悲しむ者

日曜日は主の日。 神の救いを知っている者であっても、 絶えず喜んではいることはできません。 わたしたちの心は、いつも揺れ動きます。 怒り、悲しみ、恐れ、苦しみ… わたしたちは人間であって、ロボットではありませんから、 正しいことを正しいとして、い…

ヨシキリ

一時、嵐のようになって、 激しい雨が降り、雷が鳴り続けました… どうなることか、と思っていたら、 午後にはカラッと晴れて、春の日差しが気持ちよく、 雨が嘘のようでした。 それでは、と河原へ出かけると、 そこは、鳥たちの王国。 燕が見事な旋回を見せ…

春の風邪

家人が、ついに風邪をひいてしまいました。 寝込むほどではありませんが、 胃腸が弱り、声がすっかり変わってしまい、 哀れです… 少し、無理をしたかもしれません。 自分でも気付かないところが危なくて、 疲れがたまってしまったのでしょう。春は、緊張の連…

天の国

主の御手に抱かれて、Hさんは天に昇りました。 良き家庭に恵まれ、才能に恵まれ、 活躍されたHさんは、 歳を重ねて、いただいた才能も一つ一つ、 神様に取られていく頃になり、病床の中で洗礼を受けられました。どうしたら天国へ行けるの? ―ただ、神様を…

若葉

教会の二階は、壁の二面が大きな窓になっていて、 若葉が日差しに眩しくて、清々しい。 雨上がりの午後は、部屋も段々と暖かくなり、 若葉の黄緑色が映えて、目に鮮やか。 気持ちがいい…まだ、顔を覚えていない人も多く、 慣れないことだらけだけれども、 こ…

朧月

おぼろ月。 今、影になる屋根の上に、おぼろ月。 うつうつと夜は更けていき、 気にならない程度の寒さを感じる。月がはっきりしないならば、 影もまた、映えない。一つの出来事は、また、一つの何かを生み、 一つの何かを動かせば、また、何かも動いていく。…

春の愁い

四月に入ってから、寒い日が多いように感じます。 風が冷たくて。 日の射す窓辺にいる分には、暖かなのですが…新しい生活になれない四月。 鬱陶しい雨に、日中も燈をともさねばならない日や、 青空に鳥が舞いあがり、小さくなっていくのを見て、 冷たい風に…

目借り時

日曜日は主の日。 今日は、教会総会で、一日教会で過ごしました。 大変、疲れました。 ですが、長老の方々は、もっとお疲れだと思います。予報では、最高気温7度とのことでしたので、 厚着をして出かけました。ところが、 聖堂の中は、床暖房もあり、とても…

どこから…

「目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。 わたしの助けはどこから来るのか。 わたしの助けは来る 天地を造られた主のもとから。」私の神は、 まどろむことなく、私を守ってくださいます。 最善を生きていることを知っていること、 すべて赦されていることを知っ…

たんぽぽ

蒲公英が咲いていました。 芝生の上に、広がって咲いていました。 ひと塊りは、四つから五つの花があり、 皆、重ならずに太陽を向いています。気持ち良さそうでもあり、 満足そうでもあり、 嬉しそうでもあり、 見ていて気持ちがいい、黄色です。太陽の光を…

風船

子供の頃、お祭りで大きくて色のたくさん入った 風船が欲しくて、欲しくて… 母に祖母にねだったけれど、絶対買ってくれなかった。 それが、四歳の時はしかにかかって、 お祭りの日に寝込んでいた。 すると、祖母が、 あの風船を買ってきてくれて、 目の前で…

桜蕊降る

桜の花の季節は短くて、 もう葉が出ていました。 ぼんぼりに映しだされた、雪のような、雲のような花は、 赤い蕊が目立って哀れな感じがします。車を止めていると、フロントに桜の蕊が降ってきました。 蕊が降るとは、また、哀れです。 花は短い。 時を留め…

ミモザ&梨の花

同窓会がありました。 ちょっと離れた、大きい教会でありました。 大先輩の方々がお見えで、我が教会の長老もお見えで、 ちょっとかしこまります。 春の集会には、総会がツキモノ?で、 なんと議長に指名されました。初めての経験でしたので、要点をまとめよ…

原種チューリップ

ご来店感謝の日、というものに当たって、 チューリップをいただいた。 原種の…、とか何とかいうものだそうで、 葉っぱの形が違う。 ふにゅふにゅではなくて、真っ直ぐで、 水仙かすずらんのような感じだった。まだ、蕾なので、 どんな花なのか分からないけれ…

花の雨

日曜日は主の日。 けれども、今日は祖母の命日だったので、 午前中はお寺さんが見えたので、 夕礼拝に出席しました。家の宗教と自分の宗教を守っています。夕礼拝が終わるころ、雨が降り出しました。 教会の桜が散って、花びらが車にくっついています。 まる…

恋雀

鳥の声がしきりに聞こえ、 また、美しい季節です。 空を見上げると、広い青空に 鳥が追いつ追われつ、飛びまわっています。 大樹には、囀りがしきり。 鳥が羽ばたきあっているようにも見えます。 雀が瓦の上で、飛び跳ねあっています。鳥たちも恋の季節です…

土筆

つくしんぼ。 今頃、たくさん見られます。 なんと、我が家にも登場しました。 今までなかったのですが、庭に盛り土をして その中に種?があったのかもしれません。 しかも、一本きり。 採らずに楽しんでいたのですが、 周りの草が大きくなって、ついに草に埋…

地の塩

今日は祈祷会に出席しました。 20名近く出席され、皆様の神への思いが伝わります。 神と共にあると、普段の生活に顕れてくるはずです。 その信仰の実りがないと、「?」が付きますね。 「?」が付かないように、身を引き締めたいと思います。 表面的な信仰に…

書くということ

マックス・ウェーバーが、論文を書いて 骨と皮になったとか。 書いては吐き、また書いて、というのは 夏目漱石でしたか… 書くといくことは、大変なことです。 肉体はもちろん、精神が擦り減り、 魂が削られるような思いでしょう。しかも、いい作品を望むわけ…

どうしたら…

どうしたら…という疑問。 どうしたら…よく思うこと。 どうしたら… この先は、何ですか?どうしたらいいのだろう? どうしたら、○○になるのだろう?いつもそう考えて、祈ります。 しかし、自分のことばかり訴えていては、 何も見えてこないのです。何のために…

子雀

街路樹、とは言わないのだろう。 歩道につつじが植えられている大通り。 つつじに、まだ花はないけれど、 枝ぶりは立派で、大きな風船のように、 木の根元と枝の外とを隔てている。そこへ、何かが目の端を動いていった。 錯覚か?とつつじの根元を覗いてみる…

復元染卵

イースターで配られる染卵。 私の造る染卵は、復元卵。 殻を砕けないように割って、綺麗に洗い、 乾かして、ボンドでくっつけて復元する。 楽しい… それでも、継ぎ目が怪しいので、 和紙を張り付けて、丈夫にし、 更にカラフルな和紙でコーティングして、 出…

チューリップ

チューリップが咲いた。 オレンジ色のチューリップ。 軒下に咲いて、少しずつ、少しずつ、開いていった。 太陽を喜んで、めしべを覗かせるほど開く。にわか雨が来た。 大粒の雨が落ちてくる。 すると、チューリップは花びらを閉じてしまった。 雨から守る、…

曲水

兼六園の曲水。 菖蒲の芽が立っていて、 流れてくる桜の花びらを受け止めている。 花弁は、まるで吸い込まれるように 菖蒲の芽にくっついてしまう。さざ波は細かくて、柔らかくて、日差しを眩しく照らす。 少し風を感じる。 子供が小さなくしゃみをした。 花…

新しい命

百花繚乱。 万物が命の勢いを見せてくれます。 新しい何かは、必ず、期待と不安に包まれています。恐れるなと言われても、恐れてしまう弱さがあります。 待てと言われれば、来ないのではないかという不安。 行けと言われれば、耐えられない試練があるように…

八重桜

「雉」誌4月号に 小矢部通信①「八重桜」が掲載されました。 私の拙いエッセーです。 お読みくださった方から、ご感想をお寄せいただき とてもうれしく思います。 こちらは3回シリーズで、6月号までです。初めての経験でしたので、何を書いていいのかわか…

新年度

いよいよ4月が始まりました。 新年度のスタートです。 人が動くこの季節は、どこへいっても 落ち着かない空気が漂います。 人が多いだけではなく、なれないことが多くて 手間取ってしまうようです。本年度の豊富は… よくわかりませんが、なんとなく張り切っ…

四月馬鹿

今日はお天気に恵まれ、いい句会となりました。 「雉」誌も届き、句会の方の秀句の話など、 いろいろ盛り上がりました。句会は、お一人の方の作品に点が集中しました。 そのような日はあるものです。 私の句も、そこそこ良い評価を得たようでした。 しかし、…