呼吸のように・・・

俳句のエッセー

うぐひすや うぐひすや

鶯や石垣に手をかけしとき   林 徹

 

今、俳誌「雉」のHPを担当しています。

今年35周年を迎えた「雉」の歴史を、

歴代の表紙と共に掲載しています。

今日、35年分の表紙を、すべて掲載することができました。

是非、俳誌「雉」HPのアーカイブの「雉資料館」から

「雉」誌のあゆみをご覧ください。

サイトマップが必要かもしれません。

まだまだ整理がついていませんので、分かりにくいですが、

どうぞ探検なさってください。お待ちしています。

 

平成元年の「雉」誌 2月号に、面白い記事を見つけました。

私が最初に俳句会に集ったときの先生が、

「鶯や石垣に手をかけしとき」の俳句に曲をつけていらしたのです。

作詞:林徹 作曲:上埜是清

うぐひすや うぐひすや

石垣に手をかけしとき かけしとき

うぐひすや 石垣に手をかけしとき

うぐひすや うぐひすや

石垣に手をかけしとき かけしとき

 

これだけです。

手書きの楽譜がそのまま掲載されていました。

上埜是清先生は、音楽の先生でしたので、ピアノを弾き

作曲もなさっていたようです。

それにしても、俳句に「絵」ではなく「曲」とは、珍しい。

いろんな才能を持った方が集っていらっしたと、改めて感動しました。

それは、今も同じでしょう。