呼吸のように・・・

俳句のエッセー

白山の百合

白山の百合を心に逝かれしか   田島 和生

 

石黒哲夫先生の訃報に接して、お詠みになりました。

田島主宰と石黒先生は、風時代からのお仲間です。

句歴も、両先生ともに70年近くと長く、

10代のころから俳句をお始めになったようです。

掲句、「白山の百合」に思いが籠ります。

富山ご出身だと伺いましたが、

長く金沢にお住まいでした。

白山の百合は、今、一面に咲き揃っているでしょうか。

汚れのない百合の色は、

俳句に一途に生きた石黒先生の思いを映しているかのようです。

また、天国でお会いするときまで、

その百合を、わたしたちが心に抱き、

俳句を続けていきます。

北陸の弟子たちを、どうぞお守りください。

私たちの思いと重なる俳句を、有難うございました。

田島先生の俳句と共に、

石黒哲夫という俳人を、忘れることはないでしょう。