呼吸のように・・・

俳句のエッセー

受難日

今日は、主のご受難の日。

十字架に架けられた日です。

午前9時に木に架けられ、午後3時にお亡くなりでした。

十字架刑は、木に打ち付けて放置する残酷な刑です。

約6時間で亡くなったのですが、

とても短いという話を耳にしたことがあります。

分かりませんが、

十字架刑の場合、絶命まで、もっと時間がかかると予想されているようです。

残酷な刑です。

主は、黄泉に降られました。

残された私たちは、主を裏切ったという

良心の呵責に打ちひしがれています。

何事もない、平穏な時であれば、何とでも言えます。

「たとえ死ぬようなことになっても、あなたを裏切りません」

などと、言うは簡単、行うは難しです。

結局、弟子たちは、蜘蛛の子のように、散ってしまいました。

自分の姿にがっかりし、主を失った悲しみに打ちひしがれ、

弟子たちは引きこもっています。

途方に暮れていることでしょう。

この夜、弟子たちは、何を考え、どうやって過ごしていたのでしょうか。

弟子たちに思いを重ねて見たいと思います。