呼吸のように・・・

俳句のエッセー

父の日

今日は父の忌日、命日でした。

今日で、ちょうど10年になりました。

父と共に生活していた記憶は、全く風化されておらず、

ともすると、まだ、隣の部屋にいるような感覚です。

10年とは短いものだと改めて思います。

苦労らしい苦労もなかったようでいて、

それなりに、色々なことがあったと思い返します。

ですが、私たちの着物は擦り切れず、足も腫れませんでした。

贅沢はなかったけれども、飢えもありませんでした。

主は、今日、この日に至るまで、

この愚かな者を養い、生かして下さっています。

御心ならば、主よ、カナンの地を見させてください。

その地へ導いてください。

父が病を得てから、ちょうど14年です。

今日は、一つの終わりを迎え、新たな日々の始まりと思います。

信仰を得た者としての喜びを、日々、思いながら、

天を仰いで歩むことができますように、

願います。