呼吸のように・・・

俳句のエッセー

雪の数ほど

私が眠りにつこうとする時、
軽くて高い音がします。
歌のようで、耳鳴りのようで、
虎落笛とも違う、風の音でした。
雪が来るのでしょうか。
心地良い鐘の音みたいで、
天使が歌ったら、こんな感じかもしれません。
たくさんの天使が降りて来て、
私と一緒に歌ったらいいのに。
天の軍勢が、私を取り囲んで、
守ってくれています。
雪がきます。
天から降りて来る雪は、天使の羽根のようだと思います。
こんなにもたくさんの天使たちがやって来て、
私を守ってくれています。
神様の愛は、雪の数ほど。
この世を包みます。