呼吸のように・・・

俳句のエッセー

子育ての失敗

先日のバイブルクラスにて、

子育てに失敗した話を伺いました。

ある方に娘が二人いて、下の子は好きなことを

素直に口にして、行動しますが、

上の子は、親の顔色を見て、

親が喜ぶように行動するようになったそうです。

表面上は、とてもいい子なのですが、

本人はフラストレーションの塊のようなもの。

その感情は、押さえて消えるものではなく、

大人になってから爆発したのだとか。

大人になってからでも、感情を言い表せるようになり

良かったのではないかと思います。

そのまま抑え込んだら、想像しても怖ろしい。

必ず歪が来ますから、もしかして精神を病むかもしれませんし、

他人への非情な行動に出るかもしれません。

よくある話です。

私は三人兄弟の末っ子なので、自由奔放に育ちました。

大人になってから、両親は言っていました。

姉は、一番目の子なので、恐る恐る子育てをした。

わからないことだらけだった。

二人目の兄は、若干の余裕を以て育てることができたと思う。

そして、三番目の私は、

覚えていない・・・そうです。

三人目になると、忙しくて目が届かず、

覚えていないのだそうです。

それを聞いて、ちょっと驚きましたが、

不満にも思いません。

親が忙しかったのは良く知っていましたし、

私は干渉されるのが嫌いでしたので、

その方が良かったのです。

なにより、私は満足しています。

大人になってから、親の不行き届きを思うことが

なかったわけではありませんが、それでも

十分に愛してくれました。

私は、満足です。

もう、二人とも天国へ行ってしまいましたが、

私は感謝していますよ。

両親が子育てについて、どのように思っているかは、

それは別の話、ではあります。