呼吸のように・・・

俳句のエッセー

芍薬

  芍薬が貰ふ仏花の余り水   田島 和生

こんな句を詠んでみたい…
そのように思いました。
楽しいですね。
つまりは、仏さんにお供えしたお花の水を、
庭の芍薬にかけてあげた、というだけでしょう。
たったそれだけのことが、上品に詠まれています。
何でも句になるのだと思いました。
田島先生らしい、茶目っ気のある作品だと思いました。