呼吸のように・・・

俳句のエッセー

爽やか

爽やかないい日が続きます。
今日は10月10日、やはりお天気でした。
こんないいお天気の日は、何かを探しに出かけたくなります。
何を探すというのでしょう。
駅裏にできた新しい道を通り、公園に入ると、日時計がありました。
ですが、文字盤の見方が判らず、結局時間もわからずじまい。
そこから川へ出て、土手を歩いて行くと、
対岸に自分の影が映っていました。
すっかり日も傾いて、影は向こう岸へ伸びていました。
今日は、対岸を歩く、自分の影を発見。
影を探しに来たのでしょうか。
分かりません。
風は爽やかに吹き、気持ちのいい散策日和。
必ず、何かが見つかる日です。
そんなことを考えていると、カナブンが目の前を過ぎ、
青空へぶるぶると登って行きました。
せわしない羽根使いに対して、驚くほどゆっくりと
カナブンは天へ上って行きました。
私は、主を呼びます。
・・・主よ、あなたはどこにおられますか?
答、わたしはあなたと共にいる・・・
私は、主を発見しに出かけているようです。