呼吸のように・・・

俳句のエッセー

花粉

スギ花粉が飛ぶ季節です。
山に囲まれた環境ですと、逃れようがありません。
陽のあたる斜面に、杉が整然と立ち並んでいるどれもが、
うっすらとオレンジ色を呈しているのが、遠目にも分かります。
まだまだ、花粉は飛びつくしていないようです。
これからも温かな日は、万全を尽くして外出せねばなりません。
薬を飲んでいるので油断しましたが、
冬のタイヤを洗っている間に、花粉が許容量を超えたようです。
頭の中まで痒いような気がします。
もう、いけません…
日中、変わった人に出会いました。
その若い男の人は、鼻にティッシュを詰めたまま、
平然と歩いていました。
まるで、顔の真ん中に、真っ白な花が咲いたようにして、
ティッシュを詰めていました。
こんな人と、道ですれ違う時、どうしたらいいんでしょうか。
気持ちはわかりますが、お願いします。
止めてください。
笑って溝に落ちたら大変ですからね。