呼吸のように・・・

俳句のエッセー

野の花

日常の様々なことから視点を変えること、
それは、誰にも必要な時間です。
生活の何でもないことと知りつつ、頭から離れない、問題。
悩み、不安…
私たちの心は、マイナスのイメージで、からからに乾いてしまいます。
そんな時、イエス・キリストの声を聴きます。
「野の花を見なさい」
取るに足りない「野の花」。
エスは、続けます。
「朝は咲いていても、夕べには、炉に入れられる花でさえ、
 神様は、このように装ってくださる」
神様の恵みを伝える言葉です。
私は、このイエス・キリストの声で、我に返ります。
曇天に雨が降り、山には霧が立ち上る朝。
雨は、大地に必要な命の源。
霧が立ち昇る先に、大いなる空がある。
この空の下、私たちは、降り注ぐ雨のように愛を注がれて生きている。
そう思うと、風景ががらりと変わって見えてきます。
「野の花を見なさい」
「空の鳥を見なさい」
神さまは、すさんだ心に潤いを与えてくださいます。
野の花や空の鳥、
それ以上に、私たちを大切にして下さる主。
そのことに気づいたとき、
詩が生まれ、歌が与えられます。
賛美と喜びの調べです。