呼吸のように・・・

俳句のエッセー

梅雨入り

いよいよ梅雨入りです。
走り梅雨から梅雨になりました。
空気が、体にまとわりつき、重く感じられる、
梅雨の季節独特の湿度を思います。
この日本的なしっとり感が、さらに強まる梅雨の季節です。
この時期、少し動いても、かなりの汗が流れます。
我が家では、引っ越し以来、手つかずのものが、まだまだあります。
自分の物ならば、大体、見当がつくのですが、
父の遺品となると、いちいち梱包を解いて、手にしてみないとわかりません。
確認しては、適当な場所へ片付けていきますが、
捨てるものも多く、その判別が、また面倒です。
汗を流しつつ、一つ一つ紐といてゆきますが、
捨てると判断した物が多くなれば多いほど、充実感があったりします。
今日は、こんなに捨てた…
明日は、どれだけのごみが出るだろうか…
それだけが楽しみという、父が聞いたら仰天するようなことを思いながら、
日々、あれもこれも片付けてゆきます。
しかし、サウナのような中での作業は、かなり疲れることも確かです。
梅雨の季節、我が家で元気なのは、
紫陽花とドクダミだけです。
植物は梅雨が好きなのでしょうね。
うらやましい…