呼吸のように・・・

俳句のエッセー

同人会から戻りました

「雉」同人総会・吟行句会が終わりました。
鳥取で開催され、私にとっては初めての土地で感激し通し…
同人になってから、あちこちへ出かけるようになりましたが、
それまでは、せいぜい東京へ行く程度。
鳥取も、こんな機会でもなければ、絶対行かないだろうと思い、
思い切って出かけた次第です。
どの土地に出かけても思うのですが、
そこに根を張って生きておられる人があるということ、
生活の場であるということです。
日常の喜怒哀楽、その土地ごとに、人の数だけあるということです。
都会であろうが田舎であろうが、人の営みは、大差ないと思います。
旅行者が「わぁ、きれい!」と目を輝かせる雪景色も、
土地に住む者にとっては、厳しい自然であるように、
その土地土地に住む人の感覚を、少しでも感じられるように、
吟行するように心がけています。
鳥取の自然にも、そのような空気を感じました。
そして、
家に戻り、果たして私は、日常を大切にしているだろうかと問い直しました。
「一期一会」、簡単に口にしますが、
私は、身の回りの景色を大切にしていないと思いました。
吟行地へ出かけたように、産土を見つめていけますように願いました。