呼吸のように・・・

俳句のエッセー

雪解川

雪解川(ゆきげがわ)。
水かさを増すだけではなく、色、速さ、音…
それによって、早春の川を感じ取ります。
今年は雪が少なく、雪解けというには、乏しい気がしますが、
山からの水には、変化が見られます。
なぜでしょう?
薄い緑色の川の色、
白濁した流れを見かけました。
上流で、何か人為的なことがあるのかもしれません。
川は流れ、時も流れ、
人はとどまることなく、その一生は長いのか、短いのか…
地上の命は尽きるとも、天上の命は続きます。
永遠の中のこの時を、目先の価値観だけで判断したくない、
そう願っています。