呼吸のように・・・

俳句のエッセー

冬の雷

明日からは、雪だるまが並んでいる天気予報です。
雪だるまマークといいましても、
雪国では、冬は雪が降るのは当たりまえですから、
降らなかったこれまではおかしいので、
通常通りになりましたね…という感じです。
今日は、一日、激しい風と雨で、
夕方からは、お腹に響くような雷が鳴り続けていました。
この勢いで降っている雨が、すべて雪に変わったら、
それは大変なことだと、少しは心配しています。
冬の間は、おしなべて灰色の雲、低い空ですが、
夜は漆黒の空。
そこへ、稲光が空を割って地上へ射しこみます。
激しく、恐ろしく、しかし、美しい自然の一幕です。
そのような景色を目撃したら、得した気分になります。
冬は、あまり好きではありませんが、
冬があるからこそ、春も夏も、そして秋も、
それぞれの趣で捉えることができるのでしょう。