呼吸のように・・・

俳句のエッセー

お年賀

今日は、今年に入って、初めてお寺さんが見えました。
いつものお布施に加え、お年賀を差し上げます。
いつもよりも遅い時間に見えたのは、
どこの家庭でも、同じようにご挨拶があったからでしょう。
体格のいいお坊さんは、この季節になっても、日焼けがとれないスポーツマンです。
私はキリスト者ですが、両親は仏教徒でしたので、
今でも毎月、お参りをしていただいています。
教会によっては、神社もお寺もなりません…という厳しいところもあります。
しかし、神様のお造りになった人同士、争ってもいけません。
手探りかもしれませんが、共存、理解に思いを傾けています。
今日のお年賀ですが、
「お年賀」用のぽち袋がなかったので、
さらの袋に「お年賀」と書こうとしたところ、
「あ、これでいいか!」と嬉しそうな声がしました。
お年賀用の袋が出て来たのかと、見ると、そこには
「お年玉」と書かれていました。
「……」
「お年賀」と「お年玉」は、違うだろう…と訴えたところ、
素直に呑んでくれて、助かりました…
いい年をしたお坊さんへ、お年玉を差し上げるとは、初笑いになるかもしれませんし、
笑えない事実として、伝承されていくかもしれません。
ヒヤッとしました。
今年もいい一年でありますように…