呼吸のように・・・

俳句のエッセー

空蝉

空蝉、蝉の殻。
割れた背中から、蝉がぬけ出たことがわかります。
しかし、割れ目はそこだけ。
他は全く損傷がありません。
蝉は、かくも見事に殻を脱します。
六本の脚は、しっかりと葉を掴み、
目玉は小さくともまん丸に飛び出ていて、蟬そのもの。
美しい姿の蝉の殻は、生きているかのような存在感を示しています。
ぬけ出た蝉は、このあたりで鳴いているのでしょうか?
人も、抜け出したい殻があるのでしょうか?
そうだと思う方は、是非、抜け出したらいいのでは?
蝉と同じにはいきませんが、人の場合は、そうですね…
発想の転換でしょうか?
簡単に言いますが、具体的には何でしょうか。
「物事」の意味を変えることかもしれません。
解釈の変えるのです。
断崖絶壁に橋を架けるのは、発想の転換
かもしれません…
分かりませんが、試してみましょう。
とりあえず、俳句停滞気味の自分を励まし、
明日を信じて、今日は休みましょう…
おやすみなさい。