呼吸のように・・・

俳句のエッセー

花の雨 2

「花」と言えば、桜。
気温が上がり過ぎないことは、お花を長持ちさせるようですが、
あいにくの雨で、気温は低くても、花は散ってしまいました。
満開より雨が続き、桜の見ごろを十分に楽しむことなく
散っていくのが、なんとも残念でなりません。
花の雨。

 花の雨延年舞の白足袋に    沢木 欣一

あいにくの雨も、俳句においては美しい景色となります。
今日の雨は、どのような俳句を作りだしたのでしょうか?
「描写は手段」という、前田普羅の言葉を思い出しました。