呼吸のように・・・

俳句のエッセー

チューリップ

今日は、「世界祈祷日」。
教派を超えて、信徒たちが集まり、
世界のために礼拝とお祈りをお捧げいたしました。
今回は、バハマの方々のためのお祈りでした。
世界には、日本には見られない飢えや病気に苦しむ人がいます。
また、差別はなくなりません。
虐げられた女性たち、権利を奪われる子供たち、
人としての尊厳を傷つける出来事は、珍しくないのでしょう。
目を向けると、見ている私たちも苦しくなる事実があります。
しかし、その目を背けてはなりません。
そして、祈らねばなりません。
神様は、私たちを、
自分のことだけ考えて生きるようには創造されせんでした。
愛し合うように造られた私たちは、支えあうことを忘れてはならないのでしょう。
講壇に活けられたチューリップは開き切っていました。
午後の祈祷は、うららかな日差しの中で終わりました。