呼吸のように・・・

俳句のエッセー

雪解け

雪が解け始めています。
枝の雪は、ひっきりなしに滴して、
下枝に落ち、下枝は、また、滴して…
その繰り返しです。

雪が解けると、動物たちの食べ物も豊富になるのでしょうか?
わかりませんが、麓には、鳥たちも遠くで囀るばかりです。
冬の間は、近くまで来て、夢中で枝の芽をついばんでいたのに、
笹鳴きも梢から梢へ、いつも遠くに聞こえます。
寂しい気がします。

すっかりはだれ雪となった原。
人の足跡が深々とつけられ、雪を汚していました。
くっきり見えていた、動物たちの足跡も見えません。

明日は、いよいよ句会です。
昼食をいただき、それから句会を始めますので、
いつもより1時間早く集合です。

さて、「兼題」や「席題」という言葉を聞いたことがありますか?
「兼題」と「席題」は、似ていますが、ちょっと違います。
「兼題」は、事前に決められた課題のことで、
「席題」は、句会の席で言い渡される課題のことです。
つまり、「席題」ですと、
その場で作らなければならないということですね。
厳しいですが、楽しそうですね。
席題の経験がありませんので、一度、試してみたく思います。
「袋回し」も、したことがありません。
今度、試してみましょう。
お楽しみに…