呼吸のように・・・

俳句のエッセー

春の雪

春とは名のみの寒さ。
今日も雪です。
北陸でも、地域差があり、
今回は、チャンピオンだったかもしれません。
30センチ以上は積もりましたから。
明日から気温は上がり、雪も解けることでしょう。
朝から雪かきに追われ、様々なことに支障がでて、
ぐずぐずと進まぬ一日。
お天気が悪ければ、気持ちもぐずぐず。
それでも、一つ終えると晴れやかな気分になり、不思議です。
心のお天気も、思いのほか、ささやかな事に左右されているのですね。

春の雪は、思わぬ大雪になりましたが、
窓の外では、雀が楽しそうに跳ねていました。
庇の下へちょこんと降り立って、ちゅんちゅん鳴きます。
そこへ、また一羽やってきて、楽しそうに鳴きあっていました。
雪のない小さな空間を見つけて、彼らにはそれで充分なのかもしれません。
「心豊かなれば、小天地、小ならず…」
豊かとは、何でしょうね。
「心貧しければ、大天地、大ならず…」
この反対と思えば、分かりやすいでしょうか?
真に豊かでありたいですね。