呼吸のように・・・

俳句のエッセー

梅の花

梅は咲き始めたばかりです。
白梅は、まるで雪が木にとどまっているようにほころび、
紅梅は、不安定な空に、星のように浮いています。
今日の句会では、様々な梅が詠まれました。
日本人なら、知らない者のない「梅」ですが、
見ていて、見ていないのが日常です。
改めて見てみると、様々な顔を見せてくれる梅の木でしょう。
自然は見ていて飽きません。
梅に教えられて、また、梅の句を詠んでみたいと思います。

今日の句会は、先生がお一人欠席なさったので、
他の先生は、大変だったと思います。
今日はお疲れでしょう…
ゆっくりお休みください。
句会を終えると、つかの間の休息が与えられます。
しかし、つかの間です。
俳句は、作り続けていなければならず、
ひどく苦しい時もしばしばです。
先輩方は、そのことをよく分かっていらして、いつも励ましてくださいます。
いい時ばかりではありませんが、
挑戦して失敗するのであれば、それは必ず実りをもたらしてくれるでしょう。
そう信じて、今夜も次の締め切り向けて、
頭をひねっています。
句作に悩むことも、また、恵みです。