呼吸のように・・・

俳句のエッセー

雪吊りの縄が白々として見えます。
雪はなく、そろそろその役目を終える時が来たようです。
一本の心棒に、放射状に張られた縄。
よく見ると、街路樹の雪吊りに、たわみがありました。
縄が集まっている、高い枝に、蕾が膨らんでいました。
夕日は明るく、木の根まで照らして、影を長くしていました。
春ですね。
関東で天気が崩れると、こちらは晴れ。
お天気がいい分、風は冷たく感じられますが、
日差しは、春を思わせます。

上枝の蕾は、空を見据えているようです。