呼吸のように・・・

俳句のエッセー

しもやけ

しもやけ。
子供のころは、よく霜焼になりました。
ゴムの長靴は、中が冷たく、
子供なので、雪の中を走り回っては、長靴の中に雪が入り、
靴の中の雪が解けて、一層足を冷やしました。
そうすると、霜焼になるのは必至でした。

霜焼は、血行が良くなると痒くなり、
動かすと痛みを感じることもしばしば。
ひどい場合には、膿が出ることもあるそうですが、経験はありません。
ただ、皮膚がかさぶたのように、黒くなったことがありました。

今では、めったに霜焼にはなりません。
それが、ちょっとした時に、手が痒くなったり、
足の小指が赤くなったりすることがあります。
子供のようで、恥ずかしく、また、懐かしく思います。
それも、しばらくして、すぐに治り、忘れてしまいます。
薬も必要ない、今の生活に感謝するばかりです。