呼吸のように・・・

俳句のエッセー

寒すずめ

寒雀といっても、雀はすずめ。
群れて来ては、しきりに啄み、
ぱっと梢に飛び上がって、同じ方向を見ています。
一枝に一羽。
膨らんで、止まっている姿は、とても愛らしいですね。

雪が降り、また止んで、
残った雪が薄汚れて固まっているところへも、
群れて舞い降り、しきりに突いています。
何を食べているのでしょう。

聖書にも雀は登場しています。
とても安価で売られていたとあり、
そんな雀ですら、神によらずして、
生きるも死ぬもないと書いてあります。

私たちは、雀より優れたもの、
何より、神様につくられ、愛されています。
もっとも大切なこのことを、すぐに忘れてしまう、
哀れな私たちです。
神様は、私たちを愛してくださっていることを信じるなら、
何事があろうとも、主の御業のなかにあることと、
最善を歩んでいることを信じることができるでしょう。

神は、愛。
それだけで十分です。