呼吸のように・・・

俳句のエッセー

寒卵

今日、届いた卵は6個。
割ると、嵩の高い黄味が滑り出し、ボールの中に艶めきました。
さすが寒卵。
新鮮さが一目瞭然です。
宇宙に浮かぶ地球、そう思ったほど、卵の黄味はまん丸でした。

しかし、困ったことが。
姉は食材を注文するのが、どうも下手のようで、
いつも偏った食品をあふれさせる名人ですが、今回は卵だったのでした。
「また、卵、買ったの?」
「うん、6個だけね…」
6個だけ…?冷蔵庫には12個も卵があるというのに?
どれだけ食べる計算をしているのでしょうか?
美味しいからと言って、旬の食材であふれさせて、
この前は「白菜」でした。

明日はオムライスをしようと、
心に決めたのでした。