呼吸のように・・・

俳句のエッセー

雪とお財布

今日はアドベント第二週。
昨日に引き続き、大雪に見舞われました。
家を出るのに手間取り、教会の駐車場へ止めることができず、
近くの100円パーキングへ移動します。
そこも雪でいっぱいで、駐車位置が見えません。
何度もハンドルを切り、また、車から降りてスペースを確認しながら、
車を定位置に持って行きます。
轍が邪魔をして、うまく目的の場所へ入りません。
雪の中にハンカチか何か落ちています。
べた雪に苦労している間に、誰かが落としたに違いありません。
ようやく車を止めて、教会へ走り出します。
一度、通り過ぎようとしたのですが、思い直して見ると、
落ちていたのは、なんと、財布でした。
確かめないまでも、カードが何枚も入っているのが分かりました。
さぞ、心配なさっていることでしょう。
礼拝後、交番へ届けました。
一刻も早く、持ち主の手に届くことを願いつつ、
そのあとは、句会へ直行、大忙しの私でした。
おそらく、主なる神様が、私に財布を拾うように、
パーキングへ誘導されたのでしょう。
今日は、一つ、主のために小さな働きをすることができた、
小さなぬくもりが、心の中に留まった一日でした。

外は、大変な寒さでしたが…