呼吸のように・・・

俳句のエッセー

暑さ

夜になり、また雷雨です。
日中は、いいお天気でした。
帰省した兄と、いろいろ用事を済ませ、
時間があったので、21世紀美術館へ案内しました。
町中をぶらつくように歩き、面白い展示を見て、体験して、
楽しい時間を過ごしました。

ふと、ウィンドウの前に呼び止められ、何かと思うと、
自分の姿と私の姿を比べて、いかに私が太っているかと説明しだします。
私は、毎日、自分の姿を見ているので、もう慣れましたが、
久々に会う兄は、「太った太った」と言って私を責めます。
かく言う兄は、ここ1年の自転車通勤で若い頃の体重に戻し、
それまでのビア樽のような体型で過ごした何十年間を、
あたかも無かったかのように振る舞うのでした。
暑いと言って、汗をぬぐう私に、「太ったからだ」と言い、
脂肪と暑さの関係を説明しだすのです。
ひどいですね。

しかし、確かに兄は変わりました。
体調もいいらしいことは、傍で見ていてもわかります。
これからの暑い日々を、健康に過ごすために、
何か考えねばならないと、切実に思うのでした。