呼吸のように・・・

俳句のエッセー

朝顔

朝顔の種をまきっぱなしにしたので、
蔓がお互いに絡み合って伸びたり、
室外機に絡みついたりしていたので、あわてて支えをさしてあげました。
が、まだ上手く絡みついてくれません。
無理やり絡ませて、蔓を損なってもいけませんので、
のんびり待つことにしました。
元気に伸びてくれるように、毎朝、激励の言葉をかけます。

今朝、兄からいきなりメールが来て、
「明後日、帰ります」と言うので、慌てました。
急いでお掃除をして、片づけて、叱られないようにします。
父と母にお花を捧げに、兄弟三人で出かけることになりました。
個性的で、真っ直ぐ行くことができないような私たちでしたが、
それなりに成長し、特に兄は、立派になったと喜んでいることでしょう。
多少の凸凹は、単なる個性であって、
失敗でも、欠陥でもありません。

意外な苗が、意外なところで、見事に花をつけることがあるのです。
その花を見るまでは、誰も想像もしなかったことでしょう。
私たちが種を撒き、水をやりますが、成長させてくださるのは、神です。
人もお花も、神の作品。
人生の出来事すべてを糧にして、私たちは育てられました。
そして、成長の日々は続きます。
主から与えられた「自分」を大切に、また、今日を歩みたいと願います。