呼吸のように・・・

俳句のエッセー

岩木山

奥羽本線、青森から弘前へ。
初めて出会う「岩木山」に感動しました。
頂に雪が残っていますが、午後3時過ぎのこのとき、
岩木山は青く、雪をいただく姿ははっきりしませんでした。
翌日は快晴。
紺碧の空に全貌を現した岩木山は、見るものすべての心を奪いました。
中には、朝早くから「おお〜!」と歓声をあげて、周囲を驚かした人もあり、
その感動を一日、口にしていたとか…
「旅の疲れも忘れました」との表現にも、皆、共感していました。

岩木山を車窓に臨みつつ、列車は目的地「弘前」へ走ります。
田に水が張られ、みちのくにも夏のきざし…
旅の期待が高まります。