呼吸のように・・・

俳句のエッセー

棕櫚の日曜日

今日から受難週に入りました。
棕櫚の日曜日の今日は、イエスさまが子ロバに乗ってエルサレムへ入られた日です。
民衆は棕櫚の葉を敷き詰めて、ホサナ、ホサナと喜びの声を上げます。
しかし、この週の金曜日、主イエスは十字架にお架かりになるのです。
同じ民衆から、手の平を返したように、
「十字架にかけよ!」との叫びの中で罪に定められ、
憎しみと蔑みを受けて、十字架上で亡くなりました。

私たちは、救われたいと願います。
けれども、その期待することは、実に自分勝手なものです。
自分の思いが叶えられたら、それが救いだと私たちは考えるようです。
しかし、神の救いは違います。
もっと広く、もっと高く、永遠の救いです。
しかし、それが分からない人間は、
期待はずれの「救い」に幻滅し、失望し、
容赦なく十字架刑に殺してしまいました。

私たちの願うことは、何でしょうか?
あなたの救いは、どんなものでしょうか?
それが実現すれば、本当に幸せなのでしょうか?
それは、永遠に続くのでしょうか?

神の救いを、私たちの罪を見つめる期間。
受難週は、そのように過ごしたいと思います。