呼吸のように・・・

俳句のエッセー

囲炉裏

民俗民芸村。富山。
閉館前に入場したので、囲炉裏の火は弱くなっていました。
灰を掻き、火を再び強くしても知れています。
冷たい畳を踏んで、車箪笥や帳箪笥をみて回り、
四畳半のお茶室に座って、また、掛け軸を眺めて…
すぐに囲炉裏の火は消えてしまいました。
煙の香りを髪に残して。

一時の吟行の機会を得て、戻ってきた頃は、
夕焼けも消えていました。
日が短いですね。