呼吸のように・・・

俳句のエッセー

手のひらの釘

もうすぐクリスマス。
聖歌練習も大詰めです。
救い主の誕生をお祝いするこの日、
しかし、救いの業は、壮絶でした…

手のひらに釘を打たれる…想像できるでしょうか?
足にも釘を打たれ、十字架に裸体を晒し、
じわじわと衰弱して死に至るのです。

この日、生まれた男の子は、
貧しさを生き、最期には十字架刑で死ぬために
生まれてきたのでした。

それが、私たちの救いだとお祝いする、
クリスマスです。

神の独り子。
この日、この世の苦しみを生きるために生まれました。
私たちの罪を負って…
私たちを救うために…

私は、どのように賛美していいか分かりません。
主なる神様の壮絶な救いの業の前に、
嘆きも感謝も越えて、
ただ圧倒されるばかりです。